■情報デトックスの3日間
ちょっと所用で2年ぶりに生活圏から外部に出かけました。
そのついでに、以前、仕事場にしていて、75歳で転居する予定だった湯河原のマンションに立ち寄りました。転居計画は妻の死で諦めましたが、そのまま放置していました。
なにしろ15年以上、ほとんど空き家状況で、管理維持費を何とか支払っていたのですが、ついにお金が無くなり、維持困難になったのでどうにかしなければいけません。
それもあって、おそるおそる少し足を延ばして立ち寄ってみたのです。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、廃墟に近く大変でした。
光熱費も銀行残高がなくなったため、その時点で切られていましたが、何とか電話で回復してもらいました。電気とガスと水道は確保したものの、ネット環境はなく、予期していなかったのですが、久しぶりにネットから解放された日を過ごしました。
普段使っていないSurfaceは持参しましたが、使いにくいので気になっていた万葉集サロンの報告をまとめるだけで終わりました。
スマホはあるのですが、スマホはメール以外では使っていないのです(電話も基本的には使いません)。
テレビもないし新聞もない。スマホでのネット検索はする習慣もないので、世間からちょっと解放された時間でした。自転車はパンクしていて使用不可。久しぶりに湯河原の街をよく歩きました。
湯河原や熱海には会社時代の先輩など知り合いも少しはいるのですが、連絡先も持ってこなかったので、連絡をせず、結局、無為の日々を過ごしました。
帰宅して気づいたのですが、写真も1枚も撮らず、誰にも会いませんでした。
こういう時間を持つのもいいかもしれません。
以前はここで原稿など書いていたので、まだ書籍は書棚5つ分残っています。今回は、あまりやることもなかったので、雑誌や書籍など処分することにし、数百冊の企業経営関係の書籍を廃棄、残していた雑誌も処分しましたが、見た感じ一向に減りません。よくまあ集めたものです。
久しぶりに情報デトックスした気分です。
同時に、死についても少し意識する気になりました。
このまま突然だといかにも迷惑をかけすぎますので。
妻の死がどれほど遺された私にとって大変だったかを思い出したのです。
メールにもあまり返信しませんでした。
帰宅しましたので、少しずつ返信していきます。
情報デトックスはできましたが、身体的疲労はむしろ蓄積されました。
いささか歩きすぎました。
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