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2022/06/05

■湯島サロン「神(天)の声に耳を傾ける」報

「二分心」をテーマにしたサロンの続編として、いまなお「神(天)の声に耳を傾ける」生き方をしているおふたりのお話を聞くサロンを開催しました。
残念ながら、参加者が少なかったのですが、人知を超えた体験をお持ちの参加者もいて、世界を思いきり広げられたサロンになりました。
人知で知ることができる世界は決して大きくはありません。世界は不思議なことで満ちています。生々しい体験談を多くの人にシェアしてもらえなかったのが残念です。

話題を提供してくださったのは高井しーちゃんと内藤カシュカシュさんです。

しーちゃんは小さいころから、友達とはちょっと違って、みんなには見えないものと出合い、みんなには聞こえない声を聴いて育ちました。
そういう体験をお持ちの方も多いと思いますが、人は次第に、「見えるはずのもの」しか見えなくなってきがちです。さらにそのうち、「見たいもの」しか見なくなってしまう。しかし、しーちゃんはいまも素直に「見えないはずのもの」や「聞こえないはずの声」ときちんと付き合っています。

しーちゃんは、実際に見聞きしてきた「体験」やそれに導かれるようにして取り組んできた「仕事」などを生き生きと話してくれました。
そして、疑いを持ってしまうと、見えていたもの、聞こえていたものも消えてしまうこと、自らのスイッチで見聞きする世界も変えられることなども話してくれました。
近くの植物たちが話し合っていたことを偶然に聞いていたことが数日後に実際に起こった話や外部から聞こえる声で救われた話などは、やはり人知を超えた存在を感じさせます。

しーちゃんは、湯島に来るときも、時々、空間のねじれに迷い込んだように、予想以上に時間がかかったり、手元のものが別空間に迷い込んだようになくなってしまう経験をよくされています。しかもそれに抗うことなく、そうしたことに素直に身を任せているようです。
ちなみに、しーちゃんのサイトは次の通りです。
https://shi-dobe-ginza-sea.jimdofree.com/

カシュカシュさんは、しーちゃんとは対照的に、ある時を境に自らの内部からの声に目覚めたそうです。それまでの生活とは一変した生活に転じたようですが、以来、その声に従って生きているうちに、いまでは、「大いなる神/創造神」とリンクしているような生き方になり、物質世界からかなり自由に生きられるようになっているそうです。

カシュカシュさんは、自らを「自分を信じる自分教」の信者と言い、「内なる神」に従って生きているといいます。それは決して「自分中心」ということではありません。カシュカシュさんによれば、自らの「エゴ」を認識し、排除した後に残るものこそが「内なる神」だそうで、それは、しーちゃんの言う「世界の外からの声」と通じているように思いました。そういえば、しーちゃんも、自分を「から」にすることが大切だと言っています。

カシュカシュさんは、「内なる神」からの声を実現することこそが自らの使命だと受け止め、なんとか「形」にしようと(実現しようと)、長年取り組んできていますが、最近少しずつ現実化しだしてきているそうです。
いまは埼玉県の寄居で「エルモット村」に取り組んでいて、仲間も増えだしているといいます。若い仲間と一緒に、自然に即した畑作業にも取り組んでいます。
関心のある方は是非エルモット村のサイトをご覧ください。村民も募集しています。
https://ermot.club/

このように、おふたりの神とのつながり方は違います。高井さんはどこか外部からの声、内藤さんは逆に自らの内面の深層からの声なのです。しかし、いずれも自分を無にしたところに、そうした声は届いているようです。
おふたりとも、そうした生き方の困難さも感じているようですが、そこから抜け出ようなどとは思っていないようです。

まあこういうお話をお聞きした後、話し合いに入りました。
自らの不思議体験を紹介してくれる参加者もいました。ある人は、子どもの頃の理解しがたい体験を紹介し、それをどう理解したらいいかと投げかけましたが、当然ながら誰も解けませんでした。もちろん、説明の仕方はいろいろとあり、そういう話も出ましたが、いまの科学や人知では説明できないという説明こそが、一番適切な説明ではないかということになりました。科学や学問の知恵は、いまの段階でのとりあえずに「仮説」でしかないことは、歴史を少し知れば誰にでもわかることです。
世の中には、「解けない問題」もあるのです。

話し合いの内容は、文字ではなかなか伝えられませんが、ただ、おふたりから、最近の若い世代には人知を超えたものを受け入れる素地が広がっていて、仲間が増えているというような話がありました。
一般に言われているように、若者の貧困が増え、精神的に障害を起こす若者も増え、いじめや引きこもりも増えているとばかり思っていたのですが、おふたりは、いまの金銭社会や物質社会から抜け出して、精神社会に入ってきている若者も多いというのです。
そして、そういう人たちは幸せそうだと言います。にわかには信じられませんが、実際にそういう生き方をしているおふたりのまわりに、そういう人が増えているのであれば、そうなのでしょう。
そういえば、私も最近、ある宗教の大きな法要に参加させてもらったのですが、若い世代が多いのに驚きました。しかもみんなとてもいい表情をしていました。

金銭頼りの風潮のなかでも、神に従って生きる若者が増えている。
そう思うと何か心がやすまります。
このサロンをどう広げていくか考えたくなりました。

ちなみにここでのまとめは、私の「主観」ですので、おふたりの真意を正確に伝えていないかもしれません。すべての文責は私にあります。
何しろ神の声につながっている話なので、報告が難しい。
参加されていた方、できたらフォローしてください。

Kami2

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