■新しい経済・新しい政治への期待と不安
岸田政権が「新しい資本主義」を打ち出し、経済のあり方を議論しだしています。
その内容も少しずつ公表されだしていますが、どうもその方向は私が望んでいるのとは真反対のようです。
一方、政治の世界では、少しずつですが、新しい政治への動きが広がっています。
れいわや参政党の発想には、これまでの政治とは違うパラダイムを感じます。
「新しい政治」や「新しい経済」に関しては、5,6年前に湯島のサロンで話題にさせてもらったことがあります。
私の考える「新しい」という意味は、いずれも「個人の生活」を基軸にするという意味です。そうした視点から考えると、新しい動きを感ずることが多くなりました。
しかし、当然とはいえ、いまの政府や経済団体は、そうした新しい流れには否定的です。
そこで、「新しい」という意味が全く真逆に使われてしまうことになります。
社会は人間の生命までも含めて市場化され、政治はお金に支配されて経済化してしまいそうです。このままだとお金がなければ生きられなくなりそうな不安があります。
むかし読んだ本の中に、沖縄のオバアの「お金がないから貧乏だなんて誰が決めたんだろうね」という言葉を思い出します。
昨日の生活事業研究会でいろいろと話し合って、先に投稿した「経済の捉え方の流れ」を書き変えてみました。現実に起こっているのは、ポリティカルエコノミーからエコノミカルポリティクスへ移行で、私が会社を辞めた時に考えた「コモンズの回復」とは逆に、「コモンズの崩壊」を引き起こし、それが故に私は生きにくくなっているのです。
そんなことを考えているうちに、久しぶりに私が話させてもらうサロンをやりたくなりました。4年ぶりでしょうか。テーマは「新しい経済・新しい政治」。
サロンをすることが決まったら案内させてもらいます。
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