■第21回万葉集サロン「〈わ〉と〈な〉をつなぐ〈言〉の質感・質量ー天武天皇挽歌に見る持統天皇の孤影」のご案内
今回は、持統天皇の天武天皇挽歌を取り上げて、〈わ〉と〈な〉をつなぐ〈言〉から〈事〉を読み解いていきます。
升田さんからのメッセージです。
古代の「言語」を見ていると、不思議な質感と質量を持つものがたくさんあります。例えば、「心に乗る」が表現の上では荷車に乗っているのを幻視していたり。
特に知覚の核であった「見」「言」には、質感・質量があるゆえに「事」が鮮明に映し出されてくる言葉があるように思います。
「言」で考えれば、「言問」という言葉一つにしてもその意味に潜む古代的真意が幻想を呼び、興味を惹かれます。
今回は、白鳳万葉の最後の「女の挽歌」、持統天皇の天武天皇挽歌をこのような視野で読んでみたいと思っています。
以上が升田さんからのメッセージですが、持統天皇と天武天皇の関係をどう読むかで、日本の国の成り立ちのイメージも変わってきます。升田さんは、「持統天皇の歌は少ないが、「言」の質感・質量で複雑な人物像がシンプルに凝縮されて、「わ〈持統天皇〉」と「な〈天武天皇〉」をつなぐ情意が見えるような気がする」と言っています。
升田さんがどう読み解くか、とても興味深いです。
升田万葉集サロンは、万葉の歌を楽しむだけでなく、私たち日本人の誕生にもつながる大きなテーマも追いかけていますので、そんな関心のある人にもお勧めです。
万葉集を読んだことのない方も含めて、どなたでも歓迎です。
初めての方も気楽にご参加ください。
〇テーマ:「〈わ〉と〈な〉をつなぐ〈言〉の質感・質量ー天武天皇挽歌に見る持統天皇の孤影」
〇日時:2022年6月18日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇講師:升田淑子さん(万葉集大好き研究者/元昭和女子大学教授)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com)
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