■安倍元首相銃撃事件にまず思ったこと
昨日は在宅で、午前中、なんとなくテレビを見ていたのですが、突然に安倍元首相が銃弾に倒れたというニュースが流れました。
以来、テレビはほぼこのニュースで覆われていましたが、午後の予定を変えて、私もずっと見ていました。
阿部元首相の行ってきたことはともかく、政治家を殺める行為は賛成できません。
これまでもなかったわけではありませんが、テレビでその映像が流れるというのは衝撃的です。大学生の頃にテレビで見ていたケネディーのダラス事件を思い出しました。
凶弾に倒れた安倍さんへの心よりの冥福を祈るとともに、日本社会がまた分水嶺を越えてしまわなければいいなと念じました。
半日、テレビを見ていて、感じたことが山のようにあります。
しかし、それはともかく、なぜこうした事件が起こるのか。その背景や理由をしっかりと考えなければいけません。それは私たちの生き方と決して無縁ではありません。
民主主義に対する暴挙は許してはいけないという意見には賛成ですが、だからといって、単に一人の狂人の異常な行為と決めつけることには賛成できません。銃撃者には友人はいなかったのでしょうか。もし不満があれば、それを話す(放す)場はなかったのか。
今朝の朝日新聞で御厨さんが、民主主義を守るためには暴力ではなく言葉でと話していますが、権力者の言葉は時に「暴力」そのものになることもわすれてはなりません。
また、守るべき「民主主義」の実体もしっかりと考えなければいけません。
思考の矛先を間違えてはいけません。
いずれにしろ、「言葉遊び」に終わらせてはいけません。
安倍さんの死を無駄にしないためにも、なぜこんなことが起きたのかをしっかりと考えなければいけないと思います。
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