■湯島サロン「新しい箸技ゲームを体験してみませんか」報告
久しぶりの国際箸学会会長の小宮山さん直々の箸を使ったゲームを中心にしたサロンは、日程設定が悪かったのか、参加者が少なかったのが残念でしたが、初めて体験する人も含めて、8人が集まりました。
サロンが始まる前から、参加者には「箸タイム」というゲームのセットが渡され、それぞれが「積みピー」という「ひとりゲーム」に挑戦。小宮山さんの話を待つこともなく、みんなそれぞれに熱中しだしまた。これは、セットにある箸リンという輪にピーナッツ(本物ではありません)を積み上げていくだけのゲームですが、これまでの最高記録はなんと9個だそうです。私もいつになく熱中しましたが、3つが限界でした。
全員揃ったところで、小宮山さんからなぜ国際箸学会を立ちあげるに至ったかの話があり、またアメリカのシアトルでの箸ゲーム活動の紹介が、小宮山さんに同行した松金さんからありました。箸ゲームの展開は、国内だけではないのです。
つづいて、前回にはまだ開発されていなかった「新しいゲーム」の紹介とそれらがどうやって生まれたのかが紹介されました。その経緯が実に興味深いのです。
ちなみにこれまでのゲームは、1分間に箸でピーナツをいくつ移動させられるかを基本とした「箸ピー」ゲームと箸使いの器用さを競う「箸リンメドレー」ゲームで、いずれも他者との勝負性を持っていました。
しかし今回紹介された5種類のゲームは、いずれも「ひとりゲーム」で、初めての人でもすぐにできるものです。5種類とは「ピー立てドミノ」「積みピー」「詰めホーダイ」「リン回転」「積みリン」です。
いずれも箸ピーや箸リンメドレーをやっている合間に、誰かが勝手に始めたのだそうです。つまり、箸ゲームのセットが遊び手に勝手にゲームを創造させたというわけですが、それこそが最高のゲームなのかもしれません。
どもたちはどんなものからも遊びを創りだすと言われますが、そういう創造力を箸ゲームセットは大人からも引き出してくれるようです。
これからもさらにいろいろなゲーム(遊び)が生まれていくでしょう。
もしかしたら、箸タイムセットも変わっていくかもしれません。
サロンでは、紹介された5つのゲームをそれぞれが自由に楽しみながら、その効用や面白さを体感しました。国際箸学会の話も聴きながら。
箸ゲームを活用できる場は、子どもから高齢者まで、学校から福祉施設まで、自己練磨からコミュニティづくりまで、いろいろと考えられそうです。実際に具体的なアイデアもいくつか出されました。
私自身は、競争性のある他者とのゲームやスピードを競うゲームは苦手なのですが、時間のある時にひとりで気楽にできる「ひとり遊び」には関心を持ちました。いずれも集中力を高めることも必要で、ある意味の瞑想ゲームにもなるような気もします。
ゲームを楽しんだ後、参加者は国際箸学会から箸ゲームのセットをプレゼントしていただきました。一人でもいろいろと使えますので、遊びながら新しいゲームが生まれるかもしれません。
湯島にはこのゲームのセットがいくつか置いてあります。
オープンサロンに参加された方、もしよかったらやってみてください。
なお箸技ゲームに関しては次のサイトやブログをご覧ください。
https://www.hashiwaza.jp/
また国際箸学会に関心のある方は次のサイトに連絡先があります。
https://kokusai-hashi.org/
入会のための資格はあまり問われないと思いますので、よかったら入会してください。
今回は箸学会のスタッフでもある横瀬さんや徳永さん、そして応援団でもある松金さんにもお世話になりました。
箸のゲームの魅力をもっと多くの人にお伝えしたいと改めて思ったサロンでした。
国際箸学会による箸ゲーム交流会のようなものをまた企画していきますので、次回はもっとたくさんの方に参加していただければと思います。
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