■B型オープンサロン「参院選を話題に話し合いませんか」報告
30日にB型オープンサロンとして、ゆるやかに「参院選」を話題にしたサロンを呼びかけてみました。今度の選挙はとても大きな意味を持つ選挙だと思っているからです。
当日は参加者は2人でした。日程の関係や暑さなどのせいもあったのかもしれませんが、さすがに私としては落ち込みました。みんな選挙に関心はないのでしょうか。
しかもいらっしゃったのは、直前の私のフェイスブックを見て、誰も来なさそうだと心配してきてくださった方と1時間遅れてやってきた人です。
私自身は選挙期間中は毎日でも選挙や政治の話題の井戸端会議的なサロンをしたいとずっと思っていました。せめて選挙期間中は、政治のことをみんながいろんな場で話し合う状況を広げていきたいとずっと思っていたのです。
ですから今回のB型オープンサロンはいいアイデアだと思い、できれば投票日前後にもまたやろうと思っていました。しかし私の勝手な思い入れだったようです。
前半の1時間は2人の話し合い。その人はある政党の選挙活動のボランティアスタッフもやっています。政治に関するお考えはしっかり持っている方です。
最初の話題ではその人と私は意見がまったく合わずに激論になりましたが、消費税を含む経済政策ではほぼ同じ意見でした。と言えば、まあどの政党かわかるかもしれませんが。
1時間遅れてやってきた人は、東京都の選挙公報を持参。まだ誰(どこ)に投票しようか決めていないようです。その人はテレビもほとんど見ていないので、選挙公報が重要なのです。そこでハッと気づいたのですが、みんなが選挙公報をしっかり読むだけでも日本の政治状況は変わるはずです。私はいつもほとんど読んでいませんでしたが、当選の可能性が全くない立候補者も含めて、みんなの声をしっかりと読むことが大切だと気づきました。そんなわけで今日、千葉県の選挙公報をしっかりと読みました。いろいろと考えることも多く、投票したい人も政党も複数見つかりました。
先日の私のサロンで「政治や経済を生活者である私たちの手に取り戻そう」と呼びかけましたが、まずは選挙公報を読むことです。
期日前投票が広がっていますが、選挙はただ投票するだけの行事ではありません。
私たちの国の政治や経済を考える国民みんなの活動であり、主権者である私たち国民の公務を遂行する日なのです。
大切なのは「投票行為」ではなく「政治への関心」を高め、行動につなげていくことなのだろうと思います。
参加者が少なかったので、選挙前にもう一度サロンをやる気力は消えましたが、10日の開票結果判明後にもう一度、B型オープンサロンを開催しようと思います。
選挙を無駄にはしたくないですから。
せめて5人くらいの参加者があるとうれしいのですが。
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