■サニーレタス1袋78円が3袋100円
娘たちと一緒に、近くのお店に久しぶりに歩いて出かけたのですが、帰りに娘がよく利用している八百屋さんに寄るというのでついていきました。
そこにサニーレタスがあったので買ってもらおうと思って、よく見たら、「1袋78円 3袋100円」と書いてありました。
見間違えかなと思ってお店の人におかしくないですかと訊いたら、それでいいというのです。どうも納得できなかったのですが、結局、3つ買ってもらいました。
後で娘たちに訊いたら、おかしくないというのです。
イタリアンのお店をやっている娘の連れ合いも一緒だったのですが、彼が言うには、葉物はどんどん鮮度が落ちるので早く売らないといけないので、こういう値付けは理に適っていると説明してくれました。
娘も、こういう値段のつけ方をこの八百屋さんはよくしているよと言います。
たしかにそう思いながら店内の商品の値段を見たら、スーパーとはかなり値段のつけ方が違います。いや商品そのものも違う。
手づくりのナスの漬物があったので、それも買ってもらいました。
しかし、「1袋78円 3袋100円」というのは実に新鮮です。
考えてみると実に理に適っている。
「1袋78円 3袋500円」というのもあっていいし、「1袋以上いくつでも100円」というのもいいかもしれない。
イタリアンのお店をやっている娘の連れ合いには、そういうことが体験的にわかるのでしょう。物やサービスの値段は、論理的ではありえないという当然の事実に、今日は改めて気づかせてもらいました。
私は、サニーレタスが好きなので、一袋などすぐ食べてしまいます。
しかし畑やブランドで育ててうまくいったことはまだ一度もありません。
よく野菜の価格は安すぎるという人もいますが、そもそも野菜に価格をつけることが間違っているのかもしれません。
いや、そもそも物やサービスに価格をつけることの意味を、もっと考え直してみる必要があるのかもしれません。少なくとも私は誰かに価格をつけられたくありませんが、野菜もそう思っているかもしれません。
霜里農場の金子夫妻の考えが、ようやく少しわかったような気がします。
単に暑さのために、思考力が鈍っているだけのことかもしれませんが。
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