■〔参院選で考えたこと:7〕議員は政党の代表ではなく、国民の代表
今日も夕方、テレビで政見放送を見ていました。
参政党のような一部の政党は別ですが、多くの政党の公認候補の場合、党首が出てきて、政党の政見を話す時間が増えてきています。
政党の政見放送であれば、それは問題ありませんが、個人候補者の政見放送にあまり党首の話が長いとおかしな気がします。
共産党やN党は、私が見た限りでは、党首が目立ち過ぎです。
私の場合、個人の政見が付け足しのような場合は、その人には投票しません。
同じことでも、個人の言葉で語ってもらわないと本音が伝わってきませんから。
そもそも議員は政党の代表ではなく、国民の代表であるべきだからです。
私がだれに投票するかを決める基準は、前回、書いたように、私にとっての政治争点に関して、どういう立場を明確にとっているかどうかが第1です。
これで今回は候補者のほとんどが対象外になりますが、それでも複数残ります。
そして第2が、個人の意見がどうかです。ですから党首の政見があまりに長い政見放送を許すような候補者は、その段階で抜けてしまいます。
この第2の条件は、要するにどれだけ「組織の部品」ではなく「人間であることの自尊心」が感じられるかどうかなのです。
この2つの条件で、候補者はかなり絞られますが、それでも複数残った場合は、年齢の若い方を私は無条件で選びます。
これが私の候補者選びのルールです。
ですからいつも誰にするかは困ることはありませんが、投票直前まで一応、確定することはありません。確定したら期日前に投票することもありますが。
比例区で政党を選ぶ場合は、これは状況に合わせます。
最近はネットなどで質問に答えるとどこの政党が自分の考えにふさわしいかを教えてくれるようなサイトがあります。
私もやってみましたが、今回は社民党が80%以上で私にフィットするそうです。
福島党首のスピーチは私には苦手で、福島さんになってからは投票したことはありませんが、今回は政党として消えてしまうかどうかだというので、比例は社民党にしようかと迷っていました。しかし、この結果を知って、再考することにしました。
やはり「れいわ」にしようか、迷っています。
しかし今回の「れいわ」の候補者を見るとどうも投票する気が萎えてしまいます。
政策も大事ですが、具体的な人間も大事です。
政策を実現していくのは、間違いなく人間ですから。
そんなわけでまだ期日前投票には行けません。
もう少し考えてみようと思います。
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