■湯島サロン「信仰の力」のお誘い
湯島にはいろんな人がきますが、好き嫌いがはっきりと分かれるものの一つに「宗教」があります。
宗教をテーマにしたサロンも、何回かやっていますが、宗教嫌いな人はなかなか引き込めません。それに宗教というと、みんな宗教教団を想定してしまいますし、オウム事件もあったので、実践的な新興宗教には不信感や嫌悪感を持っている人も少なくないでしょう。
しかし、「困ったときの神頼み」という言葉があるように、宗教ほど、私たちの生活に深くかかわっているものはないように思います。「宗教」というよりも「信仰」といったほうが受け入れやすいかもしれませんが。
私の友人知人のなかには、がんの余命宣告を受けてから宗教に帰依し、安らかな日々を過ごせるようになった人もいます。信仰心が苦しい状況を乗り越える支えになったという話もよく聞きます。
昨今の「生きづらさ」と「信仰心の喪失」とは、私はかなり重なっているように思います。「信仰」と「宗教」とは無縁でないとすれば、それは「宗教のあり方」にもつながっているはずです。
そこで、改めて「信仰」をテーマにサロンを開催したいと思っていました。
実は以前からお願いしたいと思っていた人が何人かいるのですが、そのうちのおひとりが今回引き受けてくれました。
真言宗系の真如苑の信徒の阿部和子さんです。
なぜ入信したのかも含めて、阿部さんが信仰からいかに大きな支えをもらっているかについて、体験談的な話をしていただき、信仰について話し合えればと思っています。
私があえて真如苑を選ばせてもらったのには理由があります。
そこでの信仰が社会にゆるやかに開かれた実践的なものに感じているからです。
加えて真如苑には「闡提(せんだい)成仏」と言って、どんな人も救われるという考えがあるからです。
ただ、今回のサロンのテーマは「信仰」であって、「真如苑」ではありません。
阿部和子さんにとって信仰とは何か、そして信仰によって人生はどう変わったかを、簡単に話してもらい、そこから「信仰」について、みんなで語り合えたらと思っています。
このサロンでは、「信仰」の是非を話し合うのではなく、「信仰」の大切さを分かち合う、安らかなサロンにしたいと思いますので、他者の「信仰」を貶めたり、否定したりする人は参加をお控えください。
悩みをもつ人も、苦境にある人も、幸せにあふれた人も、みんな心穏やかになれて、元気をもらえるような「あったかい」サロンにしたいと思っています。
いつものサロンとは、ちょっと趣旨が違いますが、よろしくお願いいたします。
〇日時:2022年7月23日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「信仰の力」
〇話題提供者:阿部和子さん(真如苑信徒)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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