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2022/08/29

■信仰の力サロンパート2「生き方が選択できる社会とは?」のお誘い

予告させていただいていた通り、「信仰の力」サロンを継続します。

先日の報告を読んで3人の人から提案をいただきましたが、まずはクリスチャンで菜園クラブを主宰している増山博康さんにお願いすることにしました。
増山さんは、10年前から「半農生活」を提唱し、半農予備校「菜園起業大学」を運営しています。
http://saienclub.com/

今回は、増山さんの生い立ちから始まって、なぜ農業の世界に入ったか、そしていまはどんな活動をしているか、さらにはその根底にある社会の見方や未来への展望などを、自らの信仰につなげながら、話してもらいます。

ちなみに、増山さんは、遠藤周作の「沈黙」に出てくる「日本=沼地(どんな苗も育たない)」論に大きく影響されたようです。
そして、日本社会が「沼地」と形容されるような状況になったのはなぜか? どうすれば変革できるか? を考え様々な取り組みをしてきています。その実践も計画も、とても個性的なものですが、実践を伴う思索に支えられているので、増山さんの軸は私が知る限り、揺るいだことがありません。

詳しくは日時の案内などの後に、増山さんからのメッセージを紹介しておきますので、お読みください。

増山さんは私にはとても手におえない人なので、どんなサロンになるか全くわかりませんが、いろいろな示唆をもらえるのは間違いありません。
湯島のサロンでの「信仰」の捉え方の広さを理解していただくうえでも、ぜひ多くの人に参加していただければと思っています。

〇日時:2022年9月23日(金曜日・祝日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「生き方が選択できる社会とは?」
〇話題提供者:増山博康さん(菜園クラブ代表)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)

増山さんからのメッセージをお読みください。

僕はキリスト教徒です。
祖父が受洗したので、今流行り(?)の言い方で言うと、「宗教三世」です。
と言っても、ジイちゃんとオヤジの事はアホちゃいまんねんパーでんねんと思いながら育ちました。

僕は今、都内から埼玉に通う(通って耕作するので「通作」と言います)「農家」として農業委員会に認められています。農家の出で、農業を継ごうと思っていなかったが、結果として農家になった人と心理的な近さを感じます。
僕もまあ、祖父と父の信仰を受け継ごうとは全然思わなかったけれども、「キリスト教徒」になったと言うあたりが共通しているのです。

そもそも、祖父は台湾に移住し、そこで受洗したのですが、実は都会人で農業関係に関わる人で旧大日本帝国の植民地在住者が父母にいると言う人は多いのです。国内のどこかの地域を「ふるさと」にしていないので、割とドライに判断する事がかえってプラスに作用している面もあります。

と言ったことに始まって、僕自身が理系であること、中東やロシアで環境調査をしていたことがあること等、異世界、異文化の接点がてんこもりなのですが、
そういう僕が、今や半農生活でお金を稼ぐ「菜園起業」と言うあり方でなぜか注目を集めつつあるようです。また、「観音様クラブ」だとか「ポーカーチップ算数塾」だとかというのもやろうと思っています。

なぜ、キリスト教徒が「観音様クラブ」をやるのか?
ポーカーチップ算数塾は、宗教問題とどう関係があるのか?
実はスコラ哲学で実念論と唯名論の論争があり、現代の算数・数学教育が実念論的な思想で作られているので算数嫌いが生まれている、唯名論的に修正すべきだと思っています。

ポーカーチップ算数は、放課後クラブで算数につまづく子どもたちに接した時、その場にあった碁石を使ってみたところ、見違えるほど、みんな計算力がアップした体験をもとに構想してきました。

算数でつまづく子どもたちは、「どうしていいか分からない」と言う事が多いです。
これに対して「意味を考えなさい」と言うのが「実念論」の立場、

文字通りに受け止めるのが「唯名論」の立場です。
僕が「実念論」と「唯名論」の論争について知ったのは、
高校時代にバートランド・ラッセルの西洋哲学史を読んでの事でした。
1970年代、折からの学生運動の高揚は教会にも及び、

僕が通っていた教会学校のある教会では「礼拝粉砕闘争」が行われ、椅子が投げられ、活動家の人が牧師さんに殴りかかっていました。高校生の頃、マルクス主義とキリスト教のサードオピニオンとして非マルクス系無神論者の

ラッセルを読んだのは、そうでもしないと精神的平衡が保てなかったからだと思いますが、その頃の事が何十年も経って、算数につまづく子どもたちの役に立つような事に結びついてくるから不思議です。

と書いていくと取止めなく話が広がっていきますが、今の時代、日常の中に当たり前のように、異世界・異文化が存在します。この異世界、異文化を窒息させてしまう日本の風土をキリスト教作家の遠藤周作は「沼地」と表現しました。

農業の世界で言うと、農業委員会や農協を「沼地」を作っている勢力と見なして反発する新規就農の人も多いのですが、僕はあまりそういう事はしません。
反「沼地」思想は、言ってみれば、沼地に排水路を掘って水はけをよくし、
農地に変えようと言うような思想です。

農業分野に限らず、日本の社会改革思想は、この反「沼地」思想が多いんじゃないかと思います。僕が考えているのは、「沼地」自体の生態系解析を進める事です。
そうすれば、沼地は沼地のまま、森林や草原など、他の生態系と共存していけるんじゃないかと思っています。
僕の見立てでは、観音様クラブは、この「他の生態系と共存する『沼地』づくり」に役立つはずです。

なんかよくわかんない事を言い出したと思っている方は、是非、足をお運び下さい。

当日は、僕の生い立ち等を語る「発生編」、哲学・宗教思想を論じる「原理論」編、
農業やポーカーチップ算数塾から観音様クラブまで、今後の活動について述べる「実践」編
3つを短い時間の中に詰め込んでお届けする予定です。

 

 

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