■節子への挽歌5380:久しぶりの畑作業
節子
午後から太陽が出てきて暑くなったので、畑に行く気が出てきました。
久しぶりに畑作業です。
まずは水やり。
百日草がたくさん花を咲かせていましたが、それ以上に元気なのは道沿いの垣を覆っている琉球朝顔です。あまり花を咲かせていませんが、もうすごい状況です。
この一群が西の端から畑領域へと広がっているのです。
なぜか今年はあまり花を咲かせません。
畑は先日タネを播いたところが芽を出していました。白菜です。
周りの野草を刈っていたら、近くの農家の青木さんがやってきました。
それを見るなり、こんなに詰めておいたらだめだよと言います。見たとたんに白菜と見分けるとはすごい。30センチ間隔でないとだめだといいます。
しかしタネの袋にたくさん入っていたので、みんな播いたのだと言ったら、もう少し大きくなったら間引いて、それをおひたしか何かにして食べるとおいしいと教えてくれました。
まあそれはともかく、青木さんも座り込んで政治談議です。
話は円安からキャッシュレスのカード化の話になり、だんだん人間がいなくなってきたと言う愚痴話になってしまいました。
俺たちも若いころは、親世代のやり方を批判していたが、いまや自分が批判される立場になってしまった、という話で終わりました。
話し相手がいたので、作業もほどほどで、いい感じでした。
そこで気づいたのですが、いつも一人で作業するのではまり込んでしまい、倒れるまでやってしまうのです。
しかし青木さんと話していると、いつも節子の話が出ます。
青木さんは節子に頼んで花かご会に参加したこともありますが、すぐに退会してしまいました。まあそれもあって、節子には恩義を感じているようです。
節子がここで花壇づくりや畑をやっていたこともよく覚えています。
節子をほめていました。
今日も汗をかきましたが、やはり夏の汗と秋の汗は違います。
畑作業をしていると、春と秋との違いがよくわかります。
季節とともに人間の意識がこんなにも変わるものだと実感しています。うまく説明はできないのですが。
秋の畑作業は、やはりどうも好きになれません。困ったものです。
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