■他者を評価するより自己を見つめることが大切
菅前首相の出身地の秋田の湯沢町では市民有志が菅さんの胸像を建立するらしいですが、私は菅さんを犯罪者(憲法や法律違反者)だと思っていますので、人の評価はこんなにも違うものかと思ってしまいます。私の知人の中にも、菅さんを高く評価している人が数名いますが、どこを見るかで人の評価は全く違ってくるのでしょう。
昨日の湯島のサロンで、20歳前後の若者が2人参加していたのですが、彼らの発言は実に耳に痛い指摘でした。
どうしてみんな他者を「評価」したがるのか、というのです。
私自身「評価」という言葉が好きではなく、「行政評価」ブームの時にある報告書を書く羽目になり、その時に捻出したのが「共創型評価」ということでした。
他者評価ではなく、自らも入れこんだ評価という姿勢です。
もっともこの発想は事務局にも受け入れられずに私も途中で放棄してしまいました。
私も「評価」が好きな人がいかに多いかには辟易していますが、自分自身も恣意的に他者を評価していることが少なくないのに時々自己嫌悪しています。
昨日の若者たちは、他者を評価する前に自分を評価したほうがいいよと言ってくれているのです。
湯島のサロンで20代前後の人が話をする時にはいつも参加者が溢れるほど多くなります。みんな若者の声を聴きたいのでしょうか。しかし実際には、「聴く」よりも若者に向けて「話す(放す)」人が多いのです。昨日は若者から、みんな話す場がないのでしょうね。とさえ言われてしまいました。
湯島のサロンでの話し合いを聞いていると、社会が大きく変わろうとしているのを感じます。しかしその先が、私には見ることができないのが残念です。
やはりもう一度、戻ってこないわけにはいきません。
しかし来世に戻ってきたときに、いまの記憶を維持できているといいのですが、何か方策はないものでしょうか。
ちなみに私が菅さんを「犯罪者」だと思う一番の理由は、学術会議任命拒否です。
その持つ意味は、私には実に恐ろしい。この問題はもっとみんな関心を持つべきだと思いますが、残念ながら世間の関心は高くないようです。
この問題も湯島のサロンで取り上げたいですが、どなたか問題提起してくる人はいないでしょうか。
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