■第2回生活事業研究会の報告
湯島ではサロンの他にもいろいろな集まりをやっていますが、一昨日は生活事業研究会の2回目の集まりでした。
これは6回シリーズのメンバー制の研究会ですが、今回までオブザーバー参加も受け入れました。すでに第1期は終了していますが、第1期の修了者は以後、自由に参加できる仕組みになっています。
今回は1期修了者やオブザーバー参加も含めて、7人の参加になりました。
ところが突然の飛び込み参加がありました。
今日の集まりが何かをよく知らずに、ともかく人に会いたくなったと言って一人の若者が参加しました。まあ、そういう場合も、断るのではなく、受け入れるのが湯島の考え方なのです。
今回は「やりたいことの構想の確認」がテーマでしたが、各人からの発表と話し合いの後、「時代認識」「社会とは何か」「構想の計画化に向けて」などを少し話させてもらいました。
生活事業研究会という名前からか、ほとんどの人はいわゆる起業支援をイメージしていますが、私の思いはむしろそれとは真反対なのです。
もうそろそろ金銭基準での発想から離れようという呼びかけなのです。
今回も「事業」とか「ビジネス」とかいうと「お金儲け」のことと受け止めやすいという話も出ましたが、そういう「常識」を変えていきたいのです。
人はお金のために事業や仕事をする訳ではないでしょう。
そんな人生から自由になれば、生き方も社会も大きく変わってきます。
そういうことを考え直す契機にしたいのです。
そんなことを言うと、しかしお金がないと食べることもできないという人がいます。
その「常識」がそもそもおかしい。
私が子どもの頃はお金などなくても生きていくことはできる余地がまだあった気がします。
それにお腹が減ってもお金は食べられません。
なぜそんなことにみんな気付かないのか。
私の常識と世間の常識の、どちらが間違っているのか。
そもそも今の経済学は、不足の時代の中で生まれた学問ですから、いまのようなモノやヒトや情報が過剰な成熟社会では役にたつはずがないのです。
今回は1時間も伸びてしまいました。
オブザーバー参加の方は正式に参加することになりました。
事業という言葉にこだわらず、ともかく「よく生きたい」という人を対象とした研究会です。関心のある方はぜひご連絡ください。
新たな参加者希望者が3人を超したら第3期をスタートさせますので。
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