■メディアこそメッセージ
書類を整理していたら、40年前の新聞記事の切り抜きが出てきました、
それを見て驚いたのは記事の内容ではなく、文字の小ささです。
新聞の文字の大きさは、何回かにわたって少しずつ大きくなってきていますが、昔はこんなに小さい字だったのかと驚いたのです。
昨日の新聞と比較してみたら、同じ大きさの記事でも文字数は60%の減少です。
私の記憶では、新聞の文字が大きくなるたびに、なんだか情報が荒くなってしまうようで、あまりいい印象は持っていなかったのですが、いまはもうすっかり慣れてしまい、むしろこうした小さい活字記事だと読む気が起きてきません。
慣れというのは意識や感情を大きく変えてしまうわけです。
しかし、6割も文字数が少なくなっているのは驚きです。
私たちに入ってくる間接情報は、新聞だけではなく、ラジオやテレビやネットもありますが、そうしたメディアもどんどん変化してきています。
他者からの情報も、体面での直接の話し合いからネット経由のリモートでの話し合いに変りだしています。
そうしたことが私の意識や無意識に大きな影響を与えているはずです。
メディアこそメッセージという言葉が一時はやりましたが、まさにそうだなと奇妙に納得させられました。
それにしてもこんな小さな文字の新聞を毎日よくまあ読んでいたものだと驚きました。
そういえば書籍の文字も大きくなってきています。
最近でも時々、古い岩波新書を読むのですが、正直、かなり疲れます。
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