■節子への挽歌5407:病院日記2
入院2日目。6時起床。
回復に向かっているわけではないですが、悪化にも向かっていないようで、昨日の朝と同じ起床でした。
夜中に4回トイレに行き、点滴機のブザーが2回なりだし、ナースステーションに連絡。
お腹の痛みはほぼなくなっているが、違和感は相変わらず。
この違和感をどう表現すればいいか考えましたが、出てきたのは「茶色の痛み」。しかしこれでは全く他者には伝わらない。自分でも初体験の違和感なのですが、ともかくなんとなく思考力を抑制するような違和感です。つまり何もやる気が起きないのです。カーテンを開けると今日はいい天気で、手賀沼が見えます。
残念ながら朝もやで富士山は見えません。
いつもは逆の方向から手賀沼を見ているのですが、この部屋からは夕陽は見えても日の出は見えないだろうと思っていましたが、もう一つの窓のカーテンを開けたらまさに太陽が出てきたところでした。
いつもなら太陽の光を浴びると元気になるのですが、今日は無感動。
すべてはおなかの違和感のせいです。
昨夜から少し熱が出てしまいました。
と言っても37.1度程度でしたが、今朝は36.8度。
でも何となくかったるい。これもお腹のせいです。
ともかくやることが皆無です。
うっかり本も1冊しか持ってきませんでした。
テレビは見られるのですが、あんまり見る気が起きません。
ともかく空腹感のために何もやる気が起きない。
さて、無為の1日を今日はどう過ごせばいいか。
たぶん医師が来るでしょうから、様子を訊こうと思います。
角部屋のこともあって、実に静かです。
はやく大部屋に行きたいです。ここはやはり退屈です。
| 固定リンク
「妻への挽歌21」カテゴリの記事
- ■節子への挽歌5510:人嫌いに陥っていた1日(2023.01.09)
- ■節子への挽歌5509:「がん」という言葉(2023.01.08)
- ■節子への挽歌5508:湯島天神への参拝(2023.01.07)
- ■節子への挽歌5507:頂いた年賀状への返信メール(2023.01.06)
- ■節子への挽歌5506:健康的な1日(2023.01.05)
コメント