■節子への挽歌5415:病院日記10
やることがないのですが、そのおかげで日記に書くことはたくさんあります。
4人部屋に1日いたら、同居人についていろんなことがわかってきました。
まずはお隣さんのAさんは、つくし野在住の私よりも高齢の方です。
ご夫婦ご健在ですが、先月、盲腸炎になりこの病院で手術。ところがその後も、胃腸の調子がよくなく、入退院を繰り返し、今回は点滴希望での入院のようです。
何しろ今も食事に注意しないと吐いてしまうのだそうです。
そのため入院中は私と同じく食事はない。やはり食事時はつらいので、その時はデイルームに避難するそうです。
斜め向かいのBさんはまだほとんど会話していません。入院理由はわかりませんが、なにやら大変そうで、昨日までは動けなかったし、あまり話せなかったようです。
は看護師さんと話していたので、ついつい私もそれに口を挟んでしまいました。で彼の用事でナースセンターまで行くことができました。初めてのお役立ち。
お向かいのCさんはかなり重症のようで、一切、カーテンから出てきません。かなりの高齢で看護師との話もほとんどわからない。
とまあこんな感じです。
Aさんとは休憩室で少しゆっくり話しました。
入院後6日目だそうです。
デイルームでは、孫とテレビ電話していたら、お孫さんですかと女性から話しかけられました。そこで話そうと思ったら、点滴機が電気不足でブザーがなりだしたので、残念ながら部屋に戻り会話はなりたたず。
1日いると世界はやはり見えてくるものです。
今日は、娘や孫とのテレビ電話のほか、友人からの長電話、さらには娘からの時計や書籍の差し入れがありました。
それといつも飲んでいる薬の服用が許可されました。
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