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2022/10/18

■湯島サロン「地域での学習体験会から気になること」報告

長年、子どもたちや母子を対象にした学習体験会に取り組んでいる日高さんによるサロンは、ICT(情報通信技術)を駆使したリモート学習の実演も含めて、日ごろの活動を紹介しながら、そこから感じている日高さんの問題意識やその解決に向けての提案など、とても示唆に富むお話をじっくりとしてくださいました。

日高さんがなぜ、会社を早期退職してまで、こうした活動に取り組みだしたのか。そして、なぜ「無料」で行い、しかもどうやって「無料」を続けてきたのかも、話してくれましたが、そのこと自体にも考えさせられることがたくさんありました。
日高さんは、実際に生きるために大きなハンディを背負っている立場の子どもたちに生きる力を与えたいと思って活動を始められたそうです。

これに関しては、中途半端な説明は難しいので、また機会があれば、日高さんに話しをしてもらおうと思います。「仕事」とは何かを考える上でも、示唆に富む話ですので。

日高さんは、ICTと数学を中核にして、音楽、体操、アート、サイエンスなど全教科を楽しく深く体験学習することを大切にしています。
実際のプログラミング教育もありますが、単に技術的なことだけではなく、それを通して基礎学力を身につけ、学ぶ面白さを知り、生きる力の基礎をしっかりと育てていくことを目指したプログラムが用意されています。
すべて実際の学習支援活動の中で、日高さん自らが作り上げてきたものです。
そのために、文科省の膨大な学習指導要領をしっかりと読みこむと同時に、ICTの先端技術を常にチェックしながら取り組んでいるそうです。

そうした活動を、私財を投入しながらほぼ一人で取り組んでいる熱意には感服します。
学習会は、学校や施設での学習会スタイルもありますが、オンラインやオフラインの個別指導も行っているそうです。

活動紹介の後、日高さんは、活動を通して日頃感じていることを3点問題提起してくれました。

  • 学びへの欲求と教育情報過多の中で保護者も子どもたちも困惑している。大切なことは子どもたちが自分スタイルの学び方を身につけていくことではないか。学習指導要領では「個に応じた多様な学び」と言われているが、現実はそうなっているのか。
  • 学ぶことが多すぎて子どもたちの学びが浅くなっている。学ぶ量は増えてきているが、「きらびやかな学び」が増える一方、本当の基礎学力が軽視されていて、結果的に、応用カを培う学びが見向かれなくなっている。
  • 近頃は行き過ぎた対応が多すぎる。半強制的な部活動、地域活動、多様性を育む余裕も自由な時間もなくなってきているが、楽しい遊びの中で、子どものうちに体験しておくべきことがたくさんあるのではないか。

後半は、この3つの問題を中心に、気楽な茶話会的に参加者との質疑応答や話し合いになりました。
話しているうちに、当然なことですが、話題は広がり、最後は、最近の「ポリコレ」社会への批判にまで行き着きました。
子どもや母子との接点を通して、日高さんには社会の実相がいろいろと見えているようです。

今回、母親層の参加者がいなかったのがとても残念でしたが、関心のある方は、ぜひ日高さんのサイトをご覧ください。
https://nextgirls.jimdofree.com/
母子での実際の体験や実際の学習会の開催も対応してくれるそうですので、興味を持った方は是非、上記サイトを通して日高さんにアクセスしてみてください。
また日高さんは、こうした活動を広げていきたいと思っていて、さらには自分の活動を継承してくれる人も探しているそうです。それに関しても、関心を持っていただけたら、日高さんにアクセスしてください。

サロンでのみなさんの話し合いを聞いていて、いま、小中学校で何が行われているのか、私たちにはあまり見えていないことに気づかされました。
しかし、それこそが私たちのこれからの生活に大きな影響を持っているはずです。
小中学校の現実への関心が、もっと広がり高まればいいなと改めて感じたサロンでした。

Hidaka1

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