■節子への挽歌5414:病院日記9
悲劇が起こりました。
いま3つの点滴を行っています。
その一つの針口が腫れだしたのです。痛みもかなりある。医師からこの点滴は腫れることがあると聞いていました。我慢していたのですが、滲みだしてきました。つまりもうこれ以上はいらないということです。
手はもうパンパンに張っていて、爆発しそうです。
急いでナースセンターへ行きました。部屋に読んでもいいのですが、看護師は忙しそうなのでできるだけ手間をかけないようにしければいけません。
すぐに点滴を止め、針を刺し換えることになりました。
そこからが問題です。これまでは左手だったのですが、そこはもうだめなので、右手に刺そうということになったのです。
ところが私の場合、血管が見つけにくいのだそうです。
場所を探して、手首あたりに刺し、針を深くしたり左右に動かしたりしても見つかりません。しかも、これが実に痛いのです。
看護師は2か所挑戦してくれましたが、もうこれ以上は苦痛を与えないようと判断してくれたのでしょう。あきらめてもっと上手な人に頼もうということになりました。
そして別の人がやって来ましたが、やはり難しいことに変わりはなく、刺す場所を探していましたが、場所を見つけたら今度は一発で決まりました。
まあそれはよかったのですが、左右の両手に管がついたということです。
まるで囚人の気分ですが、実際にも非常に動きにくくなりました。
こうやって私の自由は奪われていく。
両手に管なので、パソコンも運動もやりにくくなりました。
困ったものです。
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