■節子への挽歌5419:病院日記14
さて面会実験の結果です。
残念ながら面会は実現しませんでした。ただしそれは私が考えた方法のせいではありません。相手にその方法を伝えなかったためです。
何時ころ着くのか連絡を待っていましたが。面会可能時間終了時まで、連絡が届きませんでした。
そのため今日は来ないことにしたのだと判断し、その時間を過ぎてから、実際に可能性を探索しました。昨日電話で、わざわざ狂い見ないよと話していたので、郵送にしたのだと思ったのです。
しかし、考えた方法が可能かどうかを現地実証することにしました。
実際に試してみて、これならうまくいくと確証しました。
一応、「悪事」ですから具体的な方法は公開しません。それに公開しても、何だそんなことかとバカにされるでしょうか。
現場視察の帰り、ついでに7階にある会議室のあるフロアに行くことにしました。7階は誰もいないので勝手に奥まで入って行ったら、看護師らしい年配の人に見つかってしまいました。ここは管理棟ですよ、何しに来たのですかと問われて、返答に窮していたら、あ、浴場を見に来たのね、と向かうが行ってくれました。このフロアには展望浴場があるのだそうです。忘れていました。
もちろん、はいそうです、まだ予約はとれていないのですが、というと、予約はいりません。お風呂をみたいんでしょ、というので、素直に、はい、そうです、と答えてしまいました。
そこで中を見せてもらいました。手賀沼も見えるいいお風呂です。
それで無事解放されました。
まあそんなことはどうでもいいのですが、帰室したら留守電メッセージが入っていました。
いま病院に行ったがやはり面会は断わられた、というメッセージです。
時間を確認したら、私がもう10分ほど行動を早く起こしていたら、あるいは事前に彼と時間調整していたら、一見「偶然」らしく会えたはずです。
彼はもう駅についていたので、今回はあきらめました。
結局、実験は成立しなかったわけです。
でもまあこれで面会の方法はわかりました。残念ながら多数の面会は難しいです。
しかし見つかったら怒られるでしょう。
「悪事」ですから。
さて明日からもっといい方法を考えることにしました。
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