■節子への挽歌5444:沈黙のお腹から音が聞こえてくる
昨日も一日、寝ていましたが、今朝、お通じがありました。
気分的に楽になりました。
入院中は病気のことなど全く意識していなかったのですが、お寿司でお腹がまたおかしくなっていら、急に精神的に弱気になってしまっていました。
ですからお通じが3日ほどなく、お腹も沈黙してしまった状況は、私にはとても不安でした。
時々、深呼吸を繰り返して、お腹の私を元気づけていましたが、どうにも反応がない。
実は、私の状況を心配してくれている友人が、「体の不調があるときには特に「流れ」は役に立つ概念ですね」と言ってきました。
彼は医学関係の大学教授でしたが、私のことを心配して、いろいろと元気づけるメールを送ってきてくれるのです。
このメールは、実は私がこの2日間ずっと感じていた「身体の流れが止まっているような不安」を感じ取ったメッセージのような気がしましたが、このメールを読む直前にお通じがあったのです。
私が安心したのは、通じがあったことで、体内の流れは通じていると思ったのです。ということは、それぞれの内臓もシステムとして動いてくれている。
友人はこうも書いてきていました。
体はよくできているのですが、精密な機械のようなものですから普段からの手入れが大切です。
まあ、これは身体への気遣いのない私へのお叱りでもあるのですが、この言葉も私の心にはかなり響きました。本当にそう思えたのです。
しかしお通じがこんなに気分を安定させるものだと驚きました。
それでひとまず安心だと判断できたのです。
実は排便のある少し前からお腹の音が聞こえるようになりました。
沈黙のお腹から音が聞こえてくる。これはとてもうれしいものです。
こうしたちょっとしたことから、いろんなことを気づかせてもらいました。
思考も、環境問題や例の世界に至るまで、かなり飛んでいた気がします。
少し先行きが見えてきました。
もう大丈夫でしょう。
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