« ■湯島サロン「在宅ワークとワーケーション」報告 | トップページ | ■節子への挽歌5465:人が生きるとはいったい何なのか »

2022/11/15

■節子への挽歌5464:80歳を過ぎると契約能力が低下します

節子

スマホの調子がよくないので、切り換えることにしました。
と言っても、私はあまりスマホを使っていませんので不都合は感じていないのですが、どうも電話などの調子がよくないのです。
それでしかたなく、ユカに一緒に行ってもらって、機種変更と併せて契約会社も変えることにしました。そのほうが費用が安くなるのだそうです。

その切り替えになんと2時間もかかってしまいました。
まったく無駄な話ですが、電子機器で生活は一見便利になっているようですが、どうもいろんなことがブラックボックス化していて、手続きも煩わしくなってきています。
今日も手続き完了後、何枚もの確認資料をもらいましたが、どうせ読んでもわからないので無駄なな話です。日本ではペーパーレス化はなかなか実現しません。
親切な若者が対応してくれましたが、彼にとってこの仕事は楽しいだろうかとつい思ってしまいます。

担当の人はいろんなオプションを説明してくれましたが、私の場合、今回はすべてのオプションを契約しませんでした。
というのも、以前は保険に入っていましたが、いざちょっと壊れて修理に行ったらこれは保険外だなどと言われ対応してもらえませんでした。それでその時点で保険はやめましたが、その後、特に不都合はありません。保険に対する不信感は大きいです。

もう一つ驚いたのは、年齢が80歳以上の場合は、家族などが保証しないと契約が成立しないのだそうです。
今回はユカが言ってくれたので、問題はなかったのですが、いまや80歳を過ぎると契約能力さえ失ってしまうようです。

さらに驚いたのは、データを新しい機種に移行するのも有料になったそうですし、よくわからないのですが、自転車保険もオプションについていました。
なんだかよくわからないのですが、まあ今回は余計なものは一切やめました。
私はパソコンがベースなのでスマホはほとんど使っていませんので、まあ不自由はないと思いますが、スマホ依存の高齢者は受け入れないわけにはいかないでしょう。

そう言えば、先日の入院時の時にも、医療とは関係のない生活支援用具のレンタルセット制度は私には「暴利」としか思えないものでした。しかし高齢者は、みんな加入します。看護師やスタッフも、不満を持っているような感じでした。そんな費用を負担するのであれば、むしろスタッフの人たちへのチップとして渡したい気分でした。

オレオレ詐欺が問題になっていますが、高齢者対象のビジネスのほとんどは、オレオレ詐欺とあんまり変わらないような気もします。
昨日もテレビで成年後見人制度の問題を取り上げていましたが、こうした行政制度も私にはオレオレ詐欺と同じ匂いをかんじまう。介護保険もそうです。
もちろん介護保険にしろ成年後見人制度にしろ、それに助けられている人は少なくありません。

しかしそうした問題は、「民営化」や「契約市場」にゆだねるのではなく、公的な仕組みとして設計されなければいけません。日本では「民営化」と「社会化」が混同されていますが、「民営化」とは所詮は市場化でしかありません。

あれあれ、なんだか挽歌らしからぬ内容になってきてしまいました。
反省。

いずれにしろ、今日はスマホの交換でバタバタしてしまいました。
娘がいるからいいものの、もし私だけだったら、大変だったでしょう。
便利な時代になったのか、その反対なのか、最近はどうもよくわかりません。
困ったものです。

ちなみに昨日のラーメン食は何ともありませんでした。
もう何を食べても大丈夫そうです。
ただ薬を飲んでいますが。

|

« ■湯島サロン「在宅ワークとワーケーション」報告 | トップページ | ■節子への挽歌5465:人が生きるとはいったい何なのか »

妻への挽歌21」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ■湯島サロン「在宅ワークとワーケーション」報告 | トップページ | ■節子への挽歌5465:人が生きるとはいったい何なのか »