■節子への挽歌5443:再入院に値する事態
節子
悪夢の夜の後、苦しさはなくなりましたが、ほぼずっとベッドで寝ています。
起きる元気がなくなってしまいました。
しかし、久しぶりによく眠れました。
私の状況を心配して、それぞれ別の意味で病気にも詳しい2人の友人から電話とメールは何回か入りました。
ついつい私のバカげた失策を開示してしまいました。
一人は、それは再入院に値する事態だと言い、もうひとりは、膵臓も肝臓もやられる恐れがあるので手遅れになる前にともかく病院に行けとアドバイスしてくれました。
そう何回か言われると、なんだかそうかなあという気もしてくるのですが、まあ死の危険を冒しても再入院は避けたいという気分のほうが強く、このまま様子を見ることにしました。
昨日からずっとベッドで寝ていますが、意外と眠れるものです。
お腹の苦しさはほぼなくなりましたが、時々、痛みが走ったり、動くとイタッと声が出るような状況はまだ続いています。
一番の不安は、お通じがないことです。
内臓がまだあまり動いているような気がしないのです。
音もしない。まるで死んでしまった身体のようですが、まあ時々痛みを感ずるのは生きている証拠でしょう。
しかし、ずっと寝ながら考えているといろんなことを考えます。
節子もこうだったのでしょうか。
まあ今回の病気が始まってから浮かんできた問いの一つは、誰が一体お腹の痛みを感じているのだろうか、ということです。
今日も時々、この問いを考えていましたが、答えは見つかりません。
少なくともこの文章を書いている私ではないような気がしていますが。
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