■節子への挽歌5490:訃報の季節(2022年12月8日)
節子
倉敷の友澤さんから訃報の通知です。
友澤さんの娘さんが亡くなったとのこと。
この時期は訃報が届くのであまり好きな季節ではありません。
友澤さんは節子の友人ですが、節子の見舞いにも葬儀にもご夫妻で来てくださいました。
私はあまりお付き合いはないのですが、節子はいろいろとお世話になっていたはずです。
友澤さんは、しばらく前に伴侶をなくされていますが、今度はまさかの娘さんです。
伴侶の死は、お互いにどこかで覚悟はしているでしょうが、娘や息子の死は、親は想定していないはずです。
気丈な友澤さんでも、悲しさはいかばかりでしょうか。
どういうお手紙を差し上げたらいいか、思いも浮かびません。
娘さんは60歳だったそうです。
そう聞けば、節子よりも2歳若いだけです。
改めて節子の無念さを思わずにはいられません。
節子の仲の良い友達との交流は、私自身にはほとんど受け継がれていませんが、何人かは引き続きお付き合いいただいています。その人たちも、それぞれにみんな変化しています。おかしな話ですが、私の記憶の世界では、節子はいまも62歳ですが、もし節子がみんなと同じように歳をとってきていたら、どんな節子になっているでしょうか。なかなか想像はできません。
その意味では、若くして先立つこともいいこともありそうです。
いつまでも若いまま生き続けるからです。
それはともかく、もう訃報は届いてほしくありません。
知らなければ、みんな生き続けてくれるはずですから。
私の死も、誰にも知られないようにしてもいいかもしれません。
時々そんな思いが浮かぶようになりました。
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