■節子への挽歌5495:朝のメール
節子
この季節は午前5時はまだ真っ暗です。
日の出まで2時間近くあります。
起きてやることと言えば、先ずパソコンを開き、メールやFBへの新たな投稿などの確認です。
どんなメールが届いているかで、1日が決まることもあります。
今日は、届いたメールと届かなかったメールがありました。
届いたメールは、しばらく音信が途絶えていた、節子も知っている柴崎さんです。
アドレスがわからなくなってしまい、弟さんにアドレスを聞いて、昨日送っておいた返信です。すぐ返信が届いたので安心しました。
彼はかなり厭世観を強めていて、社会に呼びかけても何も変わらないと最近は社会への情報発信、つまり社会との付き合いをやめてしまっているようです。
こういう形で多くの才能や知恵は無駄になってしまっていくのでしょう。
届かなかったメールは、節子の知らない若者です。
2週間前から連絡が取れなくなってしまいました。
最後のメールは前向きだったのでほっとしていたのですが、急転直下、またダウンしたのかもしれません。彼は天候に大きく影響されるようで、急に寒くなったので気にはなっていたのですが、いささか心配です。
乗り越えてくれるといいのですが。
まあこんな感じで、メールを見て、心配事が増えることの方が圧倒的に多いのです。
世間と付き合うのをやめたくなることも少なくありません。
節子がいた時には、すべてのことをシェアしてもらっていたので、心配事背も前向きに捉えられたのですが、最近は気弱になっています。
FBの方は、それとは違って、元気が出ることが多いです。
と言ってもたわいのないあ話ばかりではあります。
たとえば、思ってもみなかった人が私の書き込みに「いいね」を押してくれている。
きちんと読んだかどうかはわかりませんが、その人とのつながりが確認されたということは、ちょっと元気になれるのです。
世間と付き合うのは疲れますが、世間と付き合っていないと元気にはなれない。
節子がもしいたら、世間との付き合いをやめることもできたかもしれませんが、いまはそうもいきません。
まだ外は真っ暗です。
もいい一日だといいのですが。
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