■節子への挽歌5508:湯島天神への参拝
節子
今年初めて湯島に行きました。
例年はもっと早いのですが、今年はどうも出る気にならなかったのです。
まずは湯島天神に。
いつもより遅かったので、参拝客も並ぶほどではなく、正面から挨拶できました。
その後、庭を一巡しましたが、紅梅が少し花をつけていました。
節子がいた頃は、毎年、三が日にふたりでやって来て湯島の部屋の大掃除でしたが、節子がいなくなってからは大掃除も手抜きになってしまい、それもだんだんやらなくなってしまいました。
むかしは、早朝に来るまでやって来て、大掃除の後、湯島で持参した朝食を食べ、それから途中どこかに寄りながら帰りました。
松坂屋で大きな福袋を買ったこともありますし、途中で昼食をしたこともあります。
しかし、考えてみると、掃除と食事くらいしか記憶がない。
節子も私も、いつかもっとゆっくりとお正月を楽しむときが来るだろうと思っていたような気もします。
しかし、その「いつか」は私たちには訪れることがなかった
まあ人生はそんなものなのでしょう。
湯島天神から戻ると、部屋の前にサロンの参加者が待っていました。
30分前なのに、早く来る人もいるのです。
この人もお正月行く場所がなかったのでしょうか。
まあ人生はいろいろです。
幸いに今日のサロンは参加者が少なかった。
ちょっと寂しいと同時に、ホッとします。
今日は雪の予報まで出ていたのですが、いい天気になりました。
今年もきっと私は晴れ男でいけそうです。
太陽と共に生きている者としては、とてもうれしいです。
さてまたサロンの1年が始まりました。
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