■湯島サロン「仕事の対価をどう考えるか」のご案内
1月15日に「働く」を考えるサロンの4回目「NPOで(ボランタリーに)〈働く〉ということ」、を開催しますが、その次の5回目のご案内です。
この〈働くを考える〉サロンの「働く」はむしろ「生きる」に近い意味で使っていますので、テーマタイトルはともかく、さまざまな立場の人の参加をお待ちしています。
今回は5回目の案内です。
5回目は、個人対個人の仕事を金銭評価するにはどうしたらいいかという難しいテーマを選びました。そもそも「金銭評価」する必要があるのかという問題も視野に入れたいと思います。
個人で仕事をしている人にとっては、悩ましい問題ではないかと思いますが、そこからいろいろなことが見えてくるような気がします。
専門職であれば、その業界が標準価格表のようなものを作っていますので、それで割り切れますし、企業相手の経営相談のような場合は、結果が企業業績の向上につながることで、金銭評価の妥当性がお互いに評価できるでしょう。
しかし、個人相手に、たとえば困ったことの相談を受けるような仕事の場合など、金銭につなげるのは簡単な話ではありません。
弁護士や資格のあるカウンセラーなどであれば、1時間会ったら後日請求書が送られてきますが、悩み相談ではなかなかそうはいきません。日本では、相談料という概念が少ないからかもしれません。
事実、湯島サロン仲間でもそういう仕事をしている人もいますが、値決めは実に難しい。価格表を提示していてもなかなか払ってもらえないことも多いようです。しかも、相談だけなのにお金を請求するのかと問題になった事例もあるようです。
個人相手に個人で仕事を始めた人は、おそらくこういう問題にぶつかることがあると思います。実際にいま、私のまわりでもその問題を抱えている人もいます。
そこで、そういう人たちを中心に、どうしたら「仕事をお金にどうつなげるか」についての体験や知恵を出し合えればと思います。
さらに言えば、そういう話し合いの中から、仕事の報酬って何なのだろうかも話し合えればと思っています。できれば、金銭報酬につながっていない家事労働(シャドウワーク)の価値なども意識できればと思っています。
金銭が絡むので、なかなか話しづらいテーマかと思いますが、ぜひ個人で仕事をしている人たちにとって役に立つサロンになればと思っています。
相談する側の人も参加してもらえるととてもうれしいです。
どんなサロンになるかいささか心配ですが、新しい働き方を考える上でもとても大切なテーマなので、よろしくお願いいたします。
〇日時:2023年2月5日(日曜日)午後2時~4時半
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「仕事の対価をどう考えるか」
〇問題提起者:阿部達明さん+川端修平さん
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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