■第21回益田サロン「ウイルスを改めてもう少し理解しよう」のご案内
細菌学者の益田昭吾さんによるサロンも21回目になりました。
回を重ねてきているものの、途中からの参加者も多く、改めてもう一度、原点に戻って、ウイルスとは何かをテーマにしたいと思います。
予備知識がなくてもわかるように話してもらおうと思いますので、これまでいささか敷居が高いと感じていた方もぜひ気楽にご参加ください。
細菌とウイルスは時々混同されますが、別の存在です。
益田サロンのテーマでもある「生物と環境」ということで言えば、たとえば細菌を宿主、つまり「環境」とするファージというウイルスもいます。その細菌は人間を宿主(環境)にするわけですが、そうした多層的な生物と環境との関係は、人間社会のさまざまな問題を考えるヒントを与えてくれるような気がします。
益田サロンは、ただ病原体についての知識を得るサロンではありません。益田さんの一般向けの著書「病原体から見た人間」(ちくま新書)の表紙には、こんな文章が書かれています。
病原体の多くは私たちの身体を環境としていながら、人間の身体を破壊し、極端な場合には生命まで奪います。このような病原体の振る舞いは、「環境あっての生物」という原則に反しているようです。一方、「我こそは地球上の代表的な生物」と自惚れている人間もまた、自然環境を破壊し続けてやみません。
ではどうしたらいいか。
病原体から学ぶことはたくさんあります。
まずは手始めに、改めてウイルスへの理解を深めたいと思います。
ウイルスは決して人間にとって悪い存在だけではないのです。
物事すべてに裏もあれば表もある。
そういう理解が深まれば、昨今のコロナ騒ぎへの対処法も変わるかもしれません。
ウイルスとは何か、ウイルスのようなものがどうして出現してきたのか。
そのウイルスとどう付き合ったらいいのか。
そんなことを考えながら、私たちそれぞれの生き方を考えるヒントを得られればと思います。
〇日時:2023年2月26日(日曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「ウイルスを改めてもう少し理解しよう」
〇話題提供者:益田昭吾さん(細菌学者/慈恵医大名誉教授)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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