■個人判断してはいけない時代だったことに気づきませんでした
新型コロナウイルス感染症に対する政府の方針が変わることになりました。
今朝の朝日新聞の見出しには、「コロナ5類移行 マスクは個人判断」と出ていました。本文には、「マスクの着用は、屋内外を問わず、原則として個人の判断にゆだねる方針だ」と書かれています。
驚きました。
私自身は、これまでもマスクの着用は「個人判断」だと思っていたからです。
私の認識違いだったようです。
ですからどこでもみんなマスクをしていたのですね。
まさに日本の社会は国家管理体制にあった。自分では判断しない人が多かったわけです。世界で一番新型コロナの被害が大きかったわけがやっとわかりました。
自己判断しないで生きている人が自分を守れるはずはありませんから。
心配なのは、一度、自己判断をやめた人は2度と自己判断できなくなるのではないかということです。考えすぎでしょうか。
マスクをしろと言われればマスクをし、ワクチンを打てと言われれば個人の状況など考えずにワクチンを接種し、病気になれと言われれば身を犠牲にして病気にもなる。戦場に行けと言われれば戦場にも行くでしょう。何しろ個人では判断しないのですから。恐ろしい社会です。でもまあ、個人で判断しなくてもいいのですから、生きやすいのかもしれません。
しかし、マスク着用は自己判断していいよと言われて判断するのですから、それは本当の意味での自己判断ではないでしょう。もうこの日本には、自分をしっかりと生きている人は少なくなったのでしょう。自己判断するかどうかまで、政府が指示してくれる。
ますます病気が増えそうで心配です。
ちなみに私は、自己判断してはいけなくなっていたのに気づかず、この3年間も自己判断してきました。
自己判断し、風邪はもちろん、新型コロナウイルス感染症にかからないように十分に注意してきました。おかげでこの3年間も元気できました。
もちろんこれからもこれまで以上に注意するつもりです。
なにしろ自己判断しないで生きている人が多いことに気づかされましたので、注意しないと私も巻き込まれて、病気になりそうですから。
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