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2023/01/06

■節子への挽歌5507:頂いた年賀状への返信メール

節子がいた頃は、年賀状を書くことはいつも年末の大行事でした。
2~3日、かかっていたような気がします。

基本的には節子がデザインし、自分で版画を創り、押していました。
それを乾かすために、部屋中に年賀はがきが広げられていて足の踏み場もなくなっていたころが懐かしいです。
乾いたら、そこにそれぞれがメッセージを入れる。
楽しい作業でした。

会社活動をしていたころは、別に文字で近況報告やメッセージを書いた年賀状を作成していました。
仕事関係では多い時には1500枚ほど出していましたが、それぞれに1行でも手書きの文字を入れていました。当時は多いことがうれしかったのです。
しかし私のそうした作業を見て、節子は心が入っていないといつも言っていました。

節子は年賀はがきにメッセージを入れるにも、いつも少し考えながら書いていました。長い時には1枚仕上げるのに30分近くかかることもありました。まあふたりでいろいろ話をしていて書くのを忘れてしまうわけですが。
しかし、仕事関係ではそんなことはやっていられませんので、あて先を見て思いついたことを瞬時に書くというやり方でしたが、それを節子は書く意味があるのかと言っていたのです。
たしかに今にして思えば、その通りです。

年賀状を書くのをやめてもう10年近くになります。
それでも年賀状をくださる方がいますが、最初はそれに返事を書いていましたが、次第にメールになり、この2年はそれもやめてしまいました。
困ったものです。

今年も数十通の年賀状が届きました。
年賀メールも届きました。
それへの返信もしていませんでした。

今日、ようやく返事をメールで書こうという気になりました。
頂いた年賀状を改めてゆっくりと読み、それぞれに返信しました。
親戚関係は娘に返事を頼みました。

メールをやっていない方からの年賀状は、手紙で返信する予定ですが、今日はそれは書けませんでした。そういえば、喪中のための年賀欠礼のはがきも届いていました。
そういう人にこそ、返事を書こうと思っていますが、それも含めて、返事は小正月にしようと思います。
こうして私はどんどん怠惰になってきているわけです。

まことに困ったものです。

 

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