■第25回万葉集サロン「作られてゆく憶良」のご案内
万葉集サロンは偶数月の第3日曜日が基本ですが、今年最初の万葉集サロンは第2日曜日の2月12日にさせてもらいました。
案内が遅れてすみません。
昨年に引き続き、しばらくは山上憶良を取り上げていく予定ですが、今回は「作られてゆく憶良」をテーマに、「筑前国志賀白水郞歌十首」(巻十六-3860~3869)を取り上げます。この歌を私は知りませんでした。憶良には他にもまだ私でも知っている有名な歌がありますので、3回目がまさかこの歌とは思って思いませんでした。
この歌は、憶良の作だと左注にはありますが、作者、構成(歌の順序)などに問題の多い歌のようです。憶良の歌は、そのほとんどが巻五に収載されているのに、この歌は巻十六にあります。巻十六は特殊な歌を集めた巻だそうですが、その意味でも謎があると升田さんは言います。
今回はなんと謎解きみたいな話サロンになりそうです。
どんな謎なのか。そして、「作られてゆく憶良」とはどういうことなのか。
升田さんは、この歌を通して、人々が憶良をどのような歌人だと受け止めていたのかを知ることができたら、逆に憶良の人間性がよりはっきりと浮き彫りにされてくるのではないかといいます。
なんだか、私が知らなかった憶良に会えるようで、興味津々です。
というわけで、今年もまた、ただ歌を鑑賞するだけではない、升田万葉集サロンが始まります。
万葉集を読んだこともない方も、読み込まれている方も、私のように歌心など全くない人も、それぞれに楽しめるのが升田万葉集サロンです。
みなさんの気楽なご参加をお待ちしています。
〇テーマ:「作られてゆく憶良」
〇日時:2023年2月12日(日曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇講師:升田淑子さん(万葉集大好き研究者/元昭和女子大学教授)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com)
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