■節子への挽歌5529:遠くの家族よりも近くの他人
節子
現世で生き続けるのもだんだん大変になってきています。
朝、兄から電話が来ました。
明け方に義姉が倒れてしまい、救急車で病院に来ているという連絡でした。
私よりも高齢の兄は、同じ我孫子市で夫婦ですんでいます。
娘たちは東京や群馬に出てしまっているのです。
兄は私よりも6歳上ですが、とても元気で、いまも松戸市の小学校に時々通っています。
子どもたちからも慕われているようで、時々、卒業生から色紙をもらったなどと言ってうれしそうに見せてくれます。
兄は現役中は先生とは全く無関係な仕事をしていましたが、退職後、ボランティア敵に通っていて、なかなかやめるきっかけを得られずにいまもまだ通っているようです。
姉も元気で、好きなダンス指導のボランティア活動を続けているようです。
まあふたりとも、そういうボランティア活動で忙しいのが元気の素なのでしょう。
とはいうものの、ふたりともボランティア活動と同じように、病院通いの多いのです。
兄は2年ほど前まで自動車を運転していましたが、高齢だからやめろというみんなの意見に従って免許を返還しています。
娘たちは遠くなので、緊急の場合は、ユカに電話がかかってきます。
それで今日も、ユカにも電話があったのです。
遠くの家族よりも近くの他人なのです。
ユカは姪ですから他人ではないのですが、私自身は姪であろうと他人であろうと、そういう関係がもっと増えればいいなと思っています。
でもなかなか難しい。
近隣の人にも、何かあったらと言っていますが、誰もあまり頼んでは来ません。
節子がいたら、ちょっとは違う関係がもっとつくれると思うのですが、それがいつもちょっと残念です。
幸いに義姉は入院する必要もなく、夕方帰宅できました。
ユカと一緒に病院まで私も行って、自宅に送りました。
老々介護の雰囲気に少し触れた気がします。
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