■節子への挽歌5526:まだ節子は生きている
節子
また久し振りの人がやってきました。
留学生サロンを節子と一緒にやっていた時に何回か参加した中国からの留学生の李東哲さんです。
その後、ビジネスの世界で頑張っていて、いまは房総半島の真ん中に住んでいます。
共通の友人の武田さんが連れてきてくれたのですが、20年ぶりの李さんは逞しく、しかしあの頃のように論の立つ人でした。
意外なことに、まず話しだしたのが、前はいつも奥さんが笑顔でお茶を入れてくれたという話でした。
先日やってきた永田さんにしろ、節子の笑顔を覚えている人は少なくないようです。
まあ、笑顔しか覚えていないという言い方もできますが。
そこからマレイシアのチョンさんや大連出身の金さんの話にもなりました。
懐かしい話です。
節子がいたらなあ、といつものように思いました。
留学生サロンは2年ほどでやめましたが、お正月には自宅にまで来てくれた郷土料理を作ってくれたこともありました。
そういえば、今年もインドネシア意にいるチョンさんからメールが届いていて、コロナも収まりそうなので、今年は日本に行けそうだと言ってきました。
みんながんばっています。
李さんは果物を持ってきてくれました。
みんなでいただきましたが、イチゴをワンケースだけ節子用にもらって帰り、節子に供えました。
立派なイチゴです。
みんな逞しく頑張っています。
そして節子のことも覚えています。
笑顔と一緒に。
久しぶりに李さんに会えたのもうれしかったですが、その李さんが節子の笑顔の話をしてくれたのが、もっとうれしかったです。
まだ節子は生きている。
そう思いました。
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