■愛とは何だろうか
NHKで放映されていたテレビドラマ「DOC あすへのカルテ」の最終回を観ました。
https://www.nhk.jp/p/doc-karte/ts/WL5QPY99G7/
実話をモデルにした、病院を舞台にしたイタリア制作のドラマで、16回もつづきました。毎回観ていましたが、「愛とは何か」がテーマのドラマです。
愛と言っても、さまざまな愛です。恋愛や博愛という話だけではありません。
最終回では、また涙が止められずに、生きるとは「愛すること」だという思いを改めて確信させられました。
最終回のタイトルは「居場所」でした。昨日の湯島の集まりで、「居場所」が話題になっていましたが、居場所もまた愛によって創られることが見事に描かれていました。愛のない居場所は「もどき」でしかありません。居場所がほしければ、まずは自らのうちに愛を育てなければいけません。逆に、愛さえあれば、居場所には困りません。
私が今回、涙したのは、水泳大会の場面でした。
とても感動的なシーンで、やはり涙が止められませんでした。
そこで語られた「誰にも秘密はある」という一言が、私が考える「愛」と深くつながっています。愛があれば、相手を信頼でき、すべてをさらけだせます。
いつかこんなテーマのサロンもやりたいですが、これは難しそうです。
舞台になっている病院でのやりとりも、とても愛にあふれた場所で、こういう病院は日本にはないだろうなと思いながら、こういう病院こそが病院だろうと思って観ていました。ホスピタルの語源はまさに「愛」ですが、日本の「病院」という名前には「愛」のかけらも含意されていません。そこに象徴されているような気もします。
私が病院で出会った医療関係者のほとんどは自らも病にかかってしまっている。そんな気さえします。
医療関係者には、このドラマを観てほしいものです。
16回続いたシーズン1は終わりましたが、イタリアではシーズン2が放映中だそうです。
日本でも9月に放映されるそうです。
長すぎて観るのが大変ですが、お薦めのドラマです。
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