■節子への挽歌5557:お金は本当に人を試してくる
節子
先月、湯島のサロンの参加者を対象にしたメーリングリストに、湯島を維持するための経済的な支援の呼びかけをしました。
その報告も一切していないのですが、呼びかけた翌月、つまり今月初めにCWSコモンズ村の銀行口座を確認してみました。
私は1000万円くらい入金されていると思ったりもしていましたが、残念ながら桁が2けた違っていました。ただ驚くほど意外な方が、それも驚くほどの金額を入金していて、どう対処していいか悩みました。
やはりこういう形で支援をお願いすると、誰が支援したかがわかってしまうのはどうしようもありません。実はそれを知りたくなくて、口座の記帳をしたくなかったのですが。
まだ私自身、煩悩のさなかにいますので、どうしても気持ちが揺らいでしまう。
それに支援してくださった方にお礼の連絡をすべきかどうかも悩ましい。
するのも失礼だし、しないのも失礼、などと考えてしまいました。
まだまだ俗世から解放されていません。困ったものです。
結局、その時点でお礼のメールを差し上げましたが、またそれから記帳はしていません。
もっとも以前から毎回のサロンにお札を缶に入れていく人もいます。反対に、お布施を入れておきますとわざわざ言って、ワンコインを入れる人もいます。ワンコインも入れない人もいる。そういうのも気づきたくないのですが、なぜかわかってしまうのです。困ったものです。
今はお金がないから出世払いにと明言している人もいますが、そういうのはとても気持ちがいい。問題は払うか払わないかではなく、払いたいか払いたくないか、なのです。
お金は本当に人を試してくるうえに、多くの場合、自己嫌悪へと落としてしまう。
だからお金から自由になりたいと思うものの、完全には抜け出せない。
今日も湯島の管理費の自動振り替えができていないというので、ユカに銀行に行ってもらう羽目になっています。
困ったものだ。
| 固定リンク
「妻への挽歌21」カテゴリの記事
- ■節子への挽歌5648:久しぶりに畑(2023.06.05)
- ■節子への挽歌5647:湯島のエアコンを買いました(2023.06.04)
- ■節子への挽歌5646:台風後の手賀沼公園(2023.06.04)
- ■節子への挽歌5645:「幸せに死ねる方法はないでしょうか」(2023.06.03)
- ■節子への挽歌5644:台風襲来で大雨です(2023.06.02)
コメント