■節子への挽歌5551:人生はやはり順調すぎないほうが豊かになる
節子
今日は久しぶりに風早さんと会食しました。
風早さんは、節子の闘病中にもいろいろと心配してくださった方です。
ご自分のまわりにもいろいろと大変な人がいたにもかかわらず、お会いするといつも節子のことを気遣ってくれていたのがいまも記憶に残っています。
実はここしばらく交流が途絶えていたのですが、昨年末に湯島に来てくださり、その後何回かお会いしていますが、今日は久しぶりにゆっくりと話そうということで、わざわざやってきてくれました。
風早さんと知り合ったのは、私がテレビ番組の経営者インタビューの番組を引き受けていた時に、風早さんが勤めていた三洋証券の土屋会長にお会いした時だったかと思います。
三洋証券はその後、残念ながらなくなってしまったのですが、その後、風早さんは山城経営研究所に移り、その関係で、お付き合いが深まったのです。
実際には、仕事をご一緒することはほとんどなかったのですが、なぜか気になる人でした。
節子の葬儀にも来てくださったと思いますが、今日も、節子の名前が出てきました。
節子を見送った後、半年ほどして、山城経営研究所がやっている企業の人たちとの合宿に私が参加したのですが、その時の私は憔悴しきっていたそうです。
多分あの頃の私は、全くの別人になってしあっていたのかもしれません。
食事をはさんで、2時間ほど話しました。
私が気になりながら、その後、交流を途絶えていた同世代の人たちの話にもなったのですが、何人かはもう鬼籍にはいっていました。
自分の詩にはさほど何も感じないのですが、他者の死はやはり寂しくなるものです。
会っておけばよかったと、という気持ちが出てくるのは、自分ながらに少し意外でした。
風早さんの人生も、実にドラマティックです。
人生はやはり順調すぎてしまうと退屈になってしまうような気もします。
風早さんの人生は、退屈でないおかげか、風早さんからは何かが伝わってくるのです。
最後は「快」についての話になりました。
いつか風早さんには「快」についてのサロンをお願いしたいと思いました。
昨日の話の最後に、「快とは何か」の結論が出たような気がしていますが、不思議なことにいま、その結論が思い出せません。
というのは、この後、またちょっと重いニュースが入ってきたからです。
今日はもう一つ挽歌を書こうと思います。
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