■第22回益田サロン「人間が行う三重の破壊から生物と環境を考える」のご案内
細菌学者の益田昭吾さんによるサロンは、20回目からまた出発点に戻って、基本的な問題を改めて考え直す内容になっていますが、今回はこれまでも盛んに話題になっていた「生物と環境」をテーマにさせてもらいます。
「生物と環境」は、益田サロンの基本テーマでもありますが、今回は主役を細菌やウイルスから人間に置き換えて、「人間が行う三重の破壊」を取り上げます。
人間が行う三重の破壊とは、体の破壊、心の破壊、自然破壊です。
細菌やウイルスとどうつながるのかと思われるかもしれませんが、長年、病原体の世界と付き合ってきた益田さんが、人間や社会をどう見ているかをお聞きしながら、私たちの生き方を問い直したいと思います。
なお、益田さん自らがイラストを描いた「3つの破壊」の図を添付します。
また、前回の案内にも書きましたが、益田さんの著書「病原体から見た人間」(ちくま新書)の表紙には、こんな文章が書かれています。
病原体の多くは私たちの身体を環境としていながら、人間の身体を破壊し、極端な場合には生命まで奪います。このような病原体の振る舞いは、「環境あっての生物」という原則に反しているようです。一方、「我こそは地球上の代表的な生物」と自惚れている人間もまた、自然環境を破壊し続けてやみません。
というわけで、今回は、ちょっといつもと違い、人間が主役になりますので、これまで参加されていない方も参加しやすいと思います。
これを機会に、ぜひ益田サロンに参加していただければうれしいです。
〇日時:2023年4月1日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「人間が行う三重の破壊から生物と環境を考える」
〇話題提供者:益田昭吾さん(細菌学者/慈恵医大名誉教授)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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