■第2回リンカーンクラブ例会サロン報告
リンカーンクラブの第2回定例サロンは、新たな参加者も含めて、7人が集まりました。
全員、武田さんの新著「日本政治の解体新書」を読んでいますが、必ずしも全面的に賛成ではなく、むしろ異論を持っている人も少なくありません。まあ、そこにこそ「リンカーンクラブの特徴」があるのですが。
しかし、異論に焦点を合わせていたら、活動は始まりません。そこで今回は、当面のリンカーンクラブ活動の軸にする3つの目標が武田さんから提示されました。
その3つは次の通りです(表現は仮のものです)。
「首相公選制の実現」
「重要課題に関する国民投票制の実現」(財政予算方針も含む)
「投票公務論を踏まえた選挙投票率向上策の実現」
これに関しても話し合いが行われましたが、細かな点では異論もありましたが、大筋では今回の参加者全員のゆるやかな合意は得られたように思います。
それを踏まえて、これに賛成で、その実現に取り組む姿勢のある人たちを中心に、組織づくりを始めようということになりました。
ちなみに、この3つの課題の根底にあるのは、国民一人ひとりがみずからの意思を政治に反映していける直接民主主義への接近です。
いまのような、国民が手段にされているような国家ではなく(これが「国民国家」の思想です)、国民一人ひとりが国家を手段にして自らの生活を豊かにしていけるような国家(これが「国民主権国家」の意図するところのはずです)への変化を目指しています。
話し合いはかなり活発で、こういう活動をどうしたら広げていけるかの方策の話などにも向かいがちでしたが、まずはゆっくりと一歩ずつ進めようということになりました。そこで当面の目標としての上記3つを掘り下げていくこととその活動の推進母体となるリンカーンクラブの組織及び活動計画を次回はもう少し詰めようということになりました。
まあゆっくりと進めていく予定ですので、しばらくは新たに参加した人の意見なども聞き入れながら、計画の修正もありうるというようなゆるい展開になると思いますが、今回、確認された3つの目標課題は「決定事項」にすることになりましたので、これに大筋で同意できる人、そしてその実現に一緒に取り組もうという方は、ぜひ次回以降、ご参加いただければと思います。
次回は、4月17日に定例サロンを開催する予定です。
実際に、サロン以外にもリンカーンクラブとしての活動はいろいろとはじまっています。
リンカーンクラブの正式の入会呼びかけは、ルールなどが決まってから呼びかけさせてもらう予定ですが、組織化とかルール作りから関わりたいという方がいたら、ご連絡下さい。
事務局長をやってもいいという方がいたら、ぜひご連絡下さい。
事務局長が決まるまで、私が事務局役を担当するつもりです。
よろしくお願いいたします。
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