■節子への挽歌5542:ゆるやかな弱いつながり
節子
久しぶりに、というか数年ぶりに、湯島のサロンで私が話題提供させてもらいました。
参加者は少なかったのですが、思ってもいなかったおふたりが参加してくれました。
おふたりともお会いするのがおそらく3~4年ぶりです。
3年も会わないといろいろとあります。
おひとりはなんと離婚していましたし、おひとりの父親はなかなか外出ができなくなってしまっていました。実はいつか、その父親に湯島でサロンをしていただきたかったのですが。
時間は止まっているようで進んでいるのです。
離婚してしまった人とは、サロンが終わった後、少し話しました。
1年前のことで、その頃はいろいろとよくない事が重なり大変だったようです。
たまたま今日は近くの歯医者に来たので、もしかしたらサロンをやっているかもしれないと思って、寄ってくれたそうです。
実にうれしい話です。
もうおひとりはお彼岸でお墓参りだったので、いつもは用事が入ることの多い土曜日に時間が取れて、寄ってくださったのです。
サロン活動への寄付までしていってくれました。
昨日のサロンでは、人と人とのつながり方の話もさせてもらいました。
ゆるやかな弱いつながりが大事だと私は思っていますが、そういうつながりを維持するのは難しいものです。
でも幸いにして、私の場合は、湯島という場所があるので、それができているように思います。湯島という場所を残してくれた節子には感謝しています。
私はフェイスブックも、そういうつながりを支える仕組みだと思っていますが、どうもフェイスブックには拒否感がある人もいるようで、なかなか広がりません。
しかし、フェイスブックのおかげで、ゆるやかなつながりを維持している人も少なくありません。湯島がなくなってもフェイスブックは最後まで残るでしょうから、私には一番の「つながりの場」なのです。
湯島とフェイスブックがなかったら、私の人生は大きく変わっていたような気がします。
3年ぶりに会ったおふたりは、私が前よりも元気そうだと言いました。
もしかしたらそうかもしれません。
ほんの少しですが、生きようという気分が最近出てきているかもしれません。
それがいいことかどうか、まだわかりませんが。
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