■第2回「一緒に〈深呼吸歩き〉してみませんか?」報告
永田茂さんの〈深呼吸歩き〉の2回目は、上野公園から湯島の会場までを30分かけて各自歩いた後、話し合うというスタイルをとりました。
桜の花には少し早かったですが、好天に恵まれ、10人を超す参加者がありました。
西郷隆盛の銅像前で集合。そこで永田さんから「深呼吸歩き」の歩き方のポイントと30分をどうやって歩くかの目安の説明を受けました。
最初はまず「ゆっくり楽に歩き出す」。続いて「お腹で息を吐く」ようにして10分ほど歩き、次第に「スピードを上げていく」。そして身体全体が緩んで汗が出てきたら、「スピードを最高にあげ5分ほど歩き」、疲れたらスピードを落として「深呼吸にチャレンジ」、そこから最後はまた「トップギアで5分ほど歩く」。
これはあくまでも目安で、これを参考にしながら、各自、思い思いに歩いてみよう、というのが永田さんからのお話でした。
ただし、永田さんは、今日の歩きの目標として2つの課題を出しました。
「閾値を超えること」と「快を楽しむこと」です。
運動の強さを増していくと、あるところで血液中の乳酸が急激に増加し始めます。ある「閾値」を超えることで健康への効果が飛躍的に上昇するそうですが、今回はそこに挑戦してみようというのが「閾値を超えること」です。
しかし、あんまり頑張りすぎて疲れてしまうのではなく、「快を実感する」ことが第2の課題です。健康のために歩くのではなく、快適に歩くことこそが長く続き、結果的に健康にもつながるというわけです。
この2つはお互いにつながっています。ちょっと閾値を超えることで快感が得られ、快を実感すれば閾値越えも維持できる。それをまずはみんなに実感してもらおうというのが、永田さんの今回の狙いです。
私がこの深呼吸歩きにはまったのも、その体験によってです。快を実感すれば、また歩きたくなるからです。
永田さんのお話を受けて、各自、不忍池周辺を中心にそれぞれ歩き出しました。30分以上が歩く目安です。平日だったので、さほど人混みはなく、気持ちよく歩けました。
そして三々五々、サロン会場(湯島)へと向かいました。会場に着いた時間には30分ほどの差がありましたが、全員、ちょっと汗をかきながら到着。そこでいつものように話し合いに入りました。
まずは参加者全員から、感想を話してもらいました。
みんな「快」を味わったようで、話も弾みました。
歩き出す前には足腰が痛かったが、歩き終わって湯島に着いたら、その痛さが解消されているのに気づいたという人が2人もいました。
歩くことにまた自信がついたという人もいました。
みんな「深呼吸歩き」を楽しんだようです。
最初に永田さんからのていねいな説明があったせいか、「深呼吸歩き」の具体的なやり方に関しては、あまり質問が出なかったのですが、それぞれが自分なりの歩き方に取り組んでいくきっかけを得たせいかと思いました。
百の説明よりも、一の実践。みんな永田さんの話からヒントを得て、自らの歩き方を育てていければと思います。
最後に、この「深呼吸歩き」を広げていきたいという永田さんに、今回の体験からのアドバイスをみなさんにお願いしました。
いろんな提案をもらいました。
永田さんも、今回は初めての「深呼吸歩き会」で、試行錯誤的な取り組みでしたが、いろいろとアイデアをいただき、次回へと活かしてもらえると思います。
今回参加した人たちには、それぞれこれからも実践し、ぜひいろんな意見を寄せていただければと思います。
また、どこか一緒に歩こうという方がいたら、ぜひこのメーリングリストでもご案内ください。いろいろなところで、実践者が増えてくるとうれしいです。
今回、身体を動かす活動をしている人も数名参加していたので、有志で一度、この活動をさらに広げていく会も開催したいと思います。
「深呼吸歩き」で日本中の人たちを元気にしたいというのが永田さんの夢なのです。夢を持っている人は応援しなければいけません。
今回の体験を踏まえて、永田さんにはまた、第3回の深呼吸歩き会を企画していただこうと思います。今回参加できなかったみなさん、ぜひご参加ください。
なお、深呼吸歩きに関する説明や効用など、永田さんの動画が次のサイトにありますので、ご関心のある方はご覧ください。
https://youtu.be/a51MgFyA9u8
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