■節子への挽歌5633:瀬田の唐橋
節子
京都からの帰路の新幹線で、久しぶりに瀬田の唐橋を見ました。
懐かしい風景です。
新幹線からですので、一瞬でしたが、あの懐かしい風景を思い出します。
節子と同棲し始めた時はこの唐橋のすぐ近くに住んでいました。
毎日、この橋を渡って会社に行っていました。
先日、テレビドラマの「グレースの遺言」で唐橋の場面が出てきたことも書きましたが、この唐橋にはたくさんの思い出があります。
節子と一緒に暮らし始めたのは、唐橋を渡った瀬田の神領です。
以前書いた記憶がありますが、まさに6畳一間的な部屋から同棲生活は始まりました。
そこに大学時代の友人が泊まりにきたり、お金がなくて暖房機も変えずに寒い冬を過ごしたり、別れた前の女友達が東京からやってきたり、まあドラマのような話もありました。
瀬田の花火の思い出もあります。
最初に節子と一緒に見た花火も、瀬田だったと思います。
あの頃は、節子も私も輝いていた気がします。
毎日が実に楽しかった。
外部からどう噂されていたかなどには全く関心もありませんでした。
そんな輝いていた時代を語り合う節子がいないのが寂しいです。
いつかまた、歩いてこの唐橋を渡ってみようと思います。
いつになるでしょうか。
会社で一緒だった級友たちにも、なんだか会いたくなりました。
もうみんな会社は卒業しているでしょうが。
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