■湯島サロン「長崎の原爆をもっと思い出してほしい」のお誘い
毎年、8月9日は長崎の人たちには特別の日です。
「県民祈りの日」と定め、原爆犠牲者の冥福を祈り、平和への誓いを新たにするため、午前11時2分に全県民が一斉に1分間の黙祷を捧げるそうです。
そうしたなかで育った人は、東京などに来て、みんなそんなことをしていないことに驚くようです。
今回、サロンでの話題提供をお願いした鐘ヶ江さんもそういう一人です。
原爆は長崎だけの問題ではないはずなのに、広島に比べてもどうも長崎への原爆投下のことは忘れられがちではないか。
私も長崎の人たちが、いまもなお毎年黙禱していることを知りませんでした。
子どもの頃は、むしろ「長崎の鐘」の映画や歌もあって、原爆と言えば長崎だったのですが、長崎平和公園の平和祈念像への嫌悪感(これは私の主観です)もあって、原爆投下と言えば広島を思い出し、長崎への思いは薄れてしまっています。私自身の黙禱も8月6日の朝だけです。
鐘ヶ江さんは長崎の原爆のこともしっかりと思いだしていてほしいと考えています。長崎にいる頃から、原爆のことを途切れないように伝えていきたいと思っていたそうですが、東京に出てきてからはその思いを強めているようです。
でもどうやったらいいのか。
鐘ヶ江さんのそんな思いに、サロンで少し触れさせてもらいました。
そして私自身も長崎への関心が薄れていることに気づかされました。
改めて長崎の原爆投下やその後の展開を知りたくなりました。
長崎には、広島とはまた別の物語があるはずです。
そこでまずは鐘ヶ江さんに長崎で行われている平和教育の話やご自身の体験、そしていま思っていることなどを話していただき、「長崎の原爆」をみんなで思い出し、そういう悲劇が繰り返されないためにいま何ができるかを考えてみたいと思います。
少なくとも、今年の8月9日は、長崎を思い出す日になればと思っています。
そこから何か新しいプロジェクトや活動が生まれるかもしれません。
ちなみに今年の8月9日は、湯島で長崎を思い出すサロンを、できれば午前中に開催したいと思っています。
〇日時:2023年6月10日(土曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「長崎の原爆をもっと思い出してほしい」
〇話題提供者:鐘ヶ江泰子さん(長崎出身の普通の人)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)
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