■節子への挽歌5639:にこからの誕生日プレゼント
節子
部屋でパソコンをしていたら、にこが「おさむさん、いる?」とやってきました。
いま畑に行っているよと返事をしたのですが、そんなことは無視して入ってきました。
そして、「おたんじょうび、おめでとう」と言って、手づくりバッジをくれました。
そして「あしただけどね」と付け加えました。
手づくりで一生懸命つくったのだそうです。
「がんばったね」と言ったら、「がんばっていないよ」と言います。
私と似て天邪鬼です。困ったものです。
バッジのおまけに、たい焼きも買ってきてくれました。
たい焼きを食べながら、少し話しましたが、話は噛み合わない。
おさむさんは280歳まで生きるというので、いや来年はもう死ぬかもしれないと言いましたが、相手にされません。
私自身、誕生日のことを忘れていましたが、明日は誕生日のようです。
82歳、みんなが気にしてくれるはずです。
そういえば、昨日も隣のご夫妻からお気をつけてと言われたので、いなくなったら後をよろしくと頼んでおきました。
でもいなくなっても誰にも気づかれないような終わり方をしたいものです。
にことの関係も、そういう関係を育てておきたいと思いますが、それが難しい。
まだ妙案が浮かびません。
自分の死が誰かの人生に影響を当てるような終わり方は避けたいと思いますが、長生きもできれば避けたい。そのふたつをどう両立させるかがいまの私の課題です。
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