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2023/06/25

■節子への挽歌5670:バタフライ効果を楽しむのが好きでした

相変わらず最近、あまり調子がよくありません。
気候のせいもありますが、やはり気力が萎えているような気がします。
いや体力の低下も大きいかもしれません。

それでも今日は、午前中は地元の我孫子でのイベントの準備会に参加し、午後は湯島で中国文学サロンをやりました。
いずれもこれから始まる新しい物語の起点になりそうな集まりです。

ところで、以前からこうした「新しい物語」を意識した取り組みが好きでした。
単発の集まりにはほとんど興味がないのです。
小さなイベントが、どんな広がりを起こしていくかが、私の関心ことでした。
いまでいえば、まさにバタフライ効果の行く末を見るのが好きだったのです。

しかし、だからと言って、その物語が大きく育っていくことにもあまり関心がありませんでした。
ですから今もって育っていたり私自身がかかわっているプロジェクトはありません。
もちろんそれが私の生業になっているものは一つもない。
そういう意味では、私の人生は何も残っていない、むなしい人生だったともいえるでしょう。

でもその都度、新しい物語の芽生えを楽しむことができました。
それがどれほど私の世界を広くしてくれたことか。

でもまあ、それがなんだ、と言われてしまえば、その通り。
何も残っていないのですから。

残っているのは、ただ「疲労感」。
困ったものです。

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