■節子への挽歌5677:久しぶりのわが家のイチジク
節子
にこが庭で取れた日本イチジクを持ってきてくれました。
節子が大好きだったイチジクです。
転居後、枝から植えなおしたのですが、全滅してしまい、前に枝分けしていた兄から枝をもらい、挿し木にしていたのですが、うまくいかずに、なかなか実が付かなかったのです。
それが今年は、ようやく少し実をつけたようです。
私が好きなのを知っていたので持ってきてくれました。
お礼に友人からもらっていて食べずにいたミカンをあげようとしたのですが、ミカンは季節のものではないのでいらないとまた断られました。
ジュンに聞いたら、にこは季節にうるさいのだそうです。
おそらくにこが「季節」にこだわるのは、父親の峰行の影響でしょう。
峰行は柏でエヴィーバというイタリアン・トラットリアをやっています。イタリアで食べた家庭料理のおいしさをぜひ日本でもという思いで開店したのですが、彼は季節に合った食材にこだわっているのです。
そういう話を以前聞いたのを思い出しました。
にこは、ともかくママ(母)もトト(父)も大好きですから、その影響を受けないわけがありません。
私もそれを目指していたので、とてもうれしいことです。
にこにとって、祖父は存在が薄い方がいい。
それが私が目指した方針だからです。
でもまあ、ちょっと寂しい気もしないではないですが。
| 固定リンク
「妻への挽歌21」カテゴリの記事
- ■節子への挽歌5930:半田さん、いや、N'da haさん(2024.03.30)
- ■節子への挽歌5928:悔やんでも悔やみきれないミス(2024.03.29)
- ■節子への挽歌5927:治療9日目(2024.03.28)
- ■節子への挽歌5926:最近どうも歯の調子もよくありません(2024.03.27)
- ■節子への挽歌5924:サロンな仲間がまた一人、サンチャゴに行きます(2024.03.24)
コメント