■湯島サロン「『陰謀論』論、これからどうなる地球の未来!」報告
最近のマスコミ報道はあまり信頼できないという思いが広がっているのかもしれません。確かによく考えるとおかしな話が山ほどあります。
先日、朝日新聞の天声人語で、チェコ・スロバキアの作家ミラン・クンデラの「前には理解できる嘘があって、その後ろには理解できない真実が透けて見える」という言葉が紹介されていましたが、少しずつ報道の後ろの真実への関心が高まっているのかもしれません。しかも、最近ではそれが自分の生活にも関連しているのがわかりだした。
今回も、最初に北川さんからベリングキャット並みに調べた公開されている様々な情報をテーマごとに整理し、頭出ししてもらいました。断片的な情報をつなげていくと、その後ろの真実が少しずつ見えてくるような気がします。
それを踏まえて、中嶋さんがいつものように、大きな物語を解説してくれました。中嶋さんは、以前話していた「物語仮説」が次々と証明されてきているといいます。たしかに、最初はそんな馬鹿なと思っていたようなことも、最近ではそうだったのか、と思えるようなことも少なくないはずです。
それからみんなでの話し合い。実にいろいろな意見が出ました。
北川さんは前回同様、情報の出所に関してまず解説してくれました。
長年付き合っていると、だれ(どこ)が信頼できるかどうかはおのずと見えてきます。そうした信頼できる情報元をしっかりと見つけていくことが大事な時代です。
つづいて、北川さんが話題にしたのが、つい最近話題になった「りゅうちぇるは自殺か?」という問題です。そうした事件も、よく調べていくといろいろと不審な「陰謀」が感じられるのです。そして表面的な話の後ろに、思ってもいないような真実が隠されていることもある。北川さんは、そういう「例題」として、この話題を最初に取り上げてくれたのです。単なる芸能ニュースにしてはいけない。
つづいて、前回も話題になった「陰謀」の主役(ディープステート)はだれかという話に関連して、「グローバリスト vs ナショナリスト」と「リベラルvs 保守」のを組み合わせた大きな枠組みで考えるとわかりやすいという話をしてくれました。そうやって整理するとますます頭が混乱してもくるのですが、枠組みがないと全く見えてはこない。その意味で、世界をどう理解するかの枠組みは大切だと思います。
しかし、「国家」という言葉も多義的ですからややこしい。いわゆる「ディープステート」は「ネイションステート(国民国家)」の枠組みを超えていて、グローバリストなのです。言葉の詐術に陥らないようにしなといけません。
最近は、こうした枠組みの中に、「地域主義」という動きが注目されだしていますが、その要素をいれて世界を見ていくと、陰謀や陰謀論も少しわかりやすくなるように思います。地球規模の陰謀が動き出したのは、近代国家成立以前ですから。
いずれにしろ、世界を見ていく大きな枠組みをどう構想するかで、世界の見え方は全く変わってくるように思います。
北川さんはそうした「総論」につづいて、案内に書いた8つのテーマに絞って、話し合いの材料を提供してくれました。
1)アメリカ大統領選はどうなる、誰がなるかで地球の未来は決まる。
2)作られたコロナ、用意されたmRNAワクチン、パンデミック・インフォデミック?
3)ロシアのウクライナ侵攻で報道が真逆。その背景は。
4)ケネディ暗殺を思い出す安倍暗殺事件だが、消し去られるのはなぜ。
5)操られているキッシー政権、マイナカード等の闇、これからどうなる。
6)30年以上もなぜ不況が続くのか。これからどうなる。
7)少子化による人口減少か、自殺が原因か、ワクチンが原因か、貧乏が原因か。
参加者のおひとりが話していましたが、個別の情報もこうして整理して話してもらえると見えてくるものがあり、個別に情報と接しているのとはだいぶ違います。個々のテーマの向こうに見えてくる大きな動きも感じられます。
ここからは必ずしも北川さんと中島さんの確認を得てはいませんが、今回の話を聞いて私なりに整理すれば、世界人口の削減と市場の創造をもくろむDSなどの「陰謀者」にとっての最近の戦略は、コロナーワクチンとウクライナ騒動でしたが、次の課題は世界通貨問題のようです。
これまでの仮想通貨や暗号資産といった取り組みは、あまりうまくいっていませんが、今度はいよいよ金(ゴールド)も巻き込んでの通貨制度の再構築が焦点になっていくかもしれません。
陰謀論にあっては、通貨こそが陰謀者たちの決め手ですから、いよいよ「戦い」は本丸に入ってきたとも言えます。
陰謀を企てる人たちも当然一枚岩ではないので、「陰謀者」の仲間割れが起こっているとも考えられます。今回、ちょっと話題になったのはBRICS通貨問題ですが、このゆくえは注目に値します。
通貨体制によって私たちの生活は、いまやがんじがらめにされてしまっていて、まさに「陰謀者」の思うとおりになっているとも言えますが、しかし、いまの通貨体制が壊れてしまえば、私たちの生活もとんでもなく大きな影響を受けることになるでしょう。
サロンではそんな話も出ました。
ではどうすればいいのか。
中嶋さんは、まずは事実を知ることであり、そのためにもマスコミ報道は疑って受け止めようと言います。確かにそうですが、だからと言
て、ネットなどでのミニコミ情報を信じていいわけではありません。世間に出回っている様々な「陰謀論」もまた疑っていかないと、ミイラ取りがミイラになってしまいかねません。
要は、自分でしっかり考えていこうということです。
今回は、「陰謀論」をどう読み解くかという「陰謀論」論も少し意図していたのですが、やはり目の前の「陰謀」や「陰謀論」の魅力には勝てません。それに、「陰謀論」論サロンはあんまり魅力がないでしょう。あまりに現実的過ぎて、その種の本もあまり売れていないようですし。
ちなみに、今回の話し合いでは、宮古島沖陸自ヘリ航空事故に関しても話題になり、さまざまな見方が紹介されました。疑問を持ったら疑問はどんどん広がる好例です。
でも現代人は忙しいですから、追い続ける時間も術もない。
疑問を集め深め合う場ができればいいのですが、そういう場はどうも偏っていって、「もう一つの陰謀の場」になりかねない。そうしたことを私たちは、コロナとワクチンで痛いほど体験したように思います。
そういえば、今回はUFO(未確認飛行物体)も話題になりました。
UFOには私も一時期、はまった時期があるので、一度、UFOサロンも企画したいと思います。UFOに招待(誘拐)された経験のある人やUFO目撃者がいたらご連絡ください。話し手も募集中です。宇宙人も大歓迎です。
北川さんが提供してくれた情報に関しては、もし関心のある人がいたら、ご連絡ください。
一部のデータを提供できるかもしれません。
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