■新羅と秦族と六郷満山文化
まったくの無駄話です。
リフォームで、私の書庫がなくなってしまい、蔵書はいま未整理のまま、7つの書棚と段ボール数箱に、詰め込まれて、必要な本を見つけるのが大変な状況のまま、2~3年たっています。
時々、思い出して、本を探すことがあるのですが、そんな時、別の懐かしい本に出合うことがあります。昨日も懐かしい本に出合いました。
「邪馬台国は秦族に征服された」という安藤輝国さんの本です。1983年発行となっていますので、40年前の本です。
帯に「高木彬光氏推薦」と書いてあったので、気になってパラパラと読んでみました。
私は小学生のころから、横溝正史よりも高木彬光が好きだったのです。
高木彬光には、邪馬台国の論考もありますし、邪馬台国を題材にしたベッド・ディテクティヴものの小説もありました。
ページをめくると、さらに興味を掻き立てる文字が目に入りました。
「六郷満山文化」
ずっと気になりながら、調べたこともない、私には魅惑的な「話題」です。
20年ほど前に、大分県の国見町に行ったときに、友人に案内してもらったことがありますが、その時は、私はほぼ夢遊病者のような精神状況にあり、ただ現地を少し歩いただけで終わりました。でもその時の風景は今も時々思い出します。
そんなこともあるので、改めてこの本を読みなおしました。
ユダヤ・秦の始皇帝・新羅・応神・神功・磐井の乱・宇佐・天武というつながった物語が語られていました。だんだん思い出してきましたが、古代豊国も魅惑的です。
宇佐も気になりながら拒否されてきたところです。
30年ほど前にワクワクしながら宇佐に初めて行ったのですが、なぜか拒否された思いが残っています。宇佐に行ったのに、私には宇佐がほとんど見えなかったのです。行くまでにもいろいろとあったような気がしますが。
まあ時々そういう不思議なことが起こっていました。
いま語られている日本の古代史は、たぶん30年後にはまったく違ったものになっているような気がしています。
その歴史に触れられないのが残念です。
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