■節子への挽歌5787:節子との思い出のある無用の長物
節子
大学を卒業して会社に入り、最初のボーナスで買ったのが、パイオニアのオーディオセットでした。
オーディオセット自体は壊れてしまいましたが、このスピーカーボックスだけは愛着があり捨てられずにいました。転居の度に迷いながら残してきたのです。
でも転居しなくなってからは、奥にしまわれ忘れてしまっていました。
地下室の整理をしていたジュンがどうするのかと言ってきましたので、廃棄してくれと言ったのですが、廃棄当日になって、また気が変わってしまいました。
ゴミにしない方策はないものか。
もう一つ同じような大きな無用の長物があります。
日本で最初期に商品化された富士通のワープロ「オアシス100」です。
懸賞論文の賞品でもらったものです。これを使って最初に書いた社内レポートは話題になりました。当時はまだ会社にもワープロは入っていませんでした。
これも捨てられずに廊下の隅に長年置かれたままです。
これにも思い出が山のようにあるのです。
いずれも節子との思い出がたくさんあるのです。
さてさてどうするか。
節子が健在であれば、いずれも多分輝きを失わずにいるのでしょうが、いまとなったはまさに「無用の長物」です。
さてさてどうするか。
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