〔民間癌療法体験報告7:「病の最良の薬は人である」〕
現在、3つの療法を取り入れていますが、実はもっと根本的な大きな療法にも取り組んでいます。
それは、すべての人を信じ、感謝するという療法です。
フェイスブックでは、当初、私の判断を批判し、早く医師の指示に従うべきだとか、逆に医師の指示に従わないほうがいいとか、前立腺がんなど気にせずに放っておいても大丈夫とか、そんな書き込みもありました。そういう否定的なコメントに、当初は少しムッとすることもありましたが、そういう人もみんな、私のためを思って心配してくれているのだと気づいてからは、すべての書き込みを(時には少しムッとしながらも)感謝するようにしています。
ともかくみんなが気にしていてくれる。その思いをしっかりと感謝しながら受け止める、というのが民間療法のすべての基本に置こうと思っています。
民間療法の基本にあるのは、人のまなざしであり、それへの感謝の念をしっかり持つということです。ですから、私の毎日の癌療法は、朝一番に仏壇の大日如来に向かっての感謝の祈りから始まるのです。
セネガルの格言に「人の病の最良の薬は人である」というのがあるそうです。
そういえば、「人薬(ひとぐすり)」という言葉も聞いたことがあります。
先日のサロンで改めて実感したのは、友人知人たちの心遣いや思いです。
それこそが病を治す最良の薬だと、つくづく思ったのです。
ですから、誰かが提案してくれたことは、基本的には頑張って取り組もうと決意したのです。
そういう思いを持てば、もう病は半分は克服したようなものだという気さえします。
いつも感謝の念を忘れない。
療法に取り組んでいるときには、その効用を確信する。
そう思うと、療法への取り組み自体が楽しくなります。
取り組むこと自体もまた療法。
私のような三日坊主が、今回は続いているのは、みなさんの、いわゆる〈目薬〉、つまりケアの目のおかげのような気がします。
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