■節子への挽歌5789:吉凶?
節子
今日、病院から返ってくる途中のことです。
人通りの少ない大通りで、小学1年生らしい女の子が一人、重そうなランドセルを背負って歩いてきました。頑張っているなと思って、遠くから見ていたのですが、近くに来たら、突然、私の顔を見て大きな声で、「こんにちは!」というのです。
あれ!知っている子かなと思ったのですが、知った顔ではありません。
そもそもこの辺りに住んでいる友人はいません。
私も反射的に、大きな声で、「こんにちは!」と返しましたが、つい、ついでに「元気がいいね!」と言ってしまいました。
まあそういうやり取りはありましたが、そのままお互いすれ違いましたが、気になって、すぐ振り向きました。そうしたら彼女もまた、タイミングよく振り向きました。
それでまた「すごいね!」と、私はわけのわからない言葉を発してしまいました。
何がすごいのかわかりませんが、その子のリズミカルな歩き方と元気のいい「こんにちは」が、実に快かったのです。
それでまた、振り向いたら、今度もまた、その子も振り向いています。なんというタイミングのよさか。
そして3回目、かなり離れてから振り向いたら、またもや顔が合い、その子は手までふっている。そして、曲がっていきました。
あの子はいったい誰だったのでしょうか。
ランドセルも含めて、なんとなく緑の雰囲気の女の子でした。
病気で医師と話してちょっと元気をなくしていましたが、それを知って慰めに来てくれたのでしょうか。
あの歩き方は、ちょっと尋常ではなかった気がしないでもありません。
FBで書いたら、読んだ人からそれは「吉凶」だと書き込みがありました。
そう思うのがいいので、そう思うことにしました。
なかには節子だったのではないかという人までいましたが。
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